昔の話 | 喧嘩師ヒロblog

喧嘩師ヒロblog

『喧嘩=タブー』という世間の風潮を変えたい

俺の父親はアメリカ人で母親は日本人だが、俺は3歳から7歳までは日本で祖母の家で育てられた


祖母と二人暮らしの生活は何不自由のないもので、とても楽しかった記憶がある


幼い頃、祖母は俺を毎日近所の公園に遊びに連れて行ってくれて、帰りには必ず駄菓子屋でお菓子を買ってくれた


ご飯は余る程作ってくれたし、幼い頃は俺が寝付くまで絵本を読んでくれた


が、小学校1年生だったある日、知らない女が急に家に来た


その女は俺の母親で、アメリカに俺を連れて行って一緒に暮らすと言い出した


俺は訳の分からないまま飛行機に乗せられ、アメリカに連れて行かれることになった


俺は父に会ったことがないからどんな人間かは全くと言っていいほどわからない


当時、何かの用事で日本に来ていた父と母が出会い、父が帰国する時にアメリカのロサンゼルスにまでついて行き、しばらくして俺が生まれた


俺は3歳までロサンゼルスで母と二人で暮らした後、日本の祖母の元に預けられた


そこから4年くらい一度も会ったことがなかった母がいきなり現れたのだから複雑な気持ちだったな


嬉しいっていうのもあったような気もするが、あまりにもいきなりだったから戸惑いの方が強かった


それから再びロサンゼルスでの母との二人暮らしが始まった


母は父とどうなったのか俺は知らない


聞いたこともないし、母からもそんなことは何も言ってこなかったから母がアメリカに住むことに固執した理由すら俺は知らない