これにはいろいろあるんだが、

リアルタイムで相談を受けたので、

例をひとつに絞る。



『離婚したいけど、

子供のために離婚しない、できない。』


ここに加え、


『自分だけならとっくに離婚してます。』


と。


厄介なのは、

本気で子供のためと思い込んでいるってことだ。


実際は、

"子供のためという大義名分を得て、

子供のせいにして自分のために離婚できない"

んだ。


いわゆる、

離婚できない(と思い込んでいる)理由には、

経済的不安、社会的不安、

人間関係、世間の目、

健康面の不安、子供との関係の変化、

いろいろあるだろう。


変化に対する恐れや不安が強いから、

子供のためと言って、

自分が決断できない理由を、

子供のせいにしているってはよくある。


そしたら自分が選択しなくていいから。

決めなくていいから。

変化しなくていいから。



でもここで、こういう意見もよく聞く。



『いいえ違います。

自分のことは本当にどうでもいいんです。

父親or母親がいないことで、

子供が寂しいとか辛い思いをしたり、

何か悪い影響があるかもしれないと。』



だからさ、


"子供が寂しくて悲しくて辛い思いをして苦しんでいるのを自分が見たくなくて、

自分がその苦しみを味わいたくない"


"子供に悪い影響があるかもしれないと、

自分が不安を感じたり心配したくない"


"自分のせいでって、罪悪感を感じたくない"


んだよ。


つまり本当の原因は、


"自分が精神的に自立できていないこと"


だ。



どれだけ取り繕っても、

子供は両親の不仲に気づく。

言葉にはしなくても、

不安や恐れや悲しみや苦しみを感じている子だっている。そのうえ、


「離婚しないのは、できないのはあなたのため、あなたのために俺or私は自分を犠牲にして我慢しているんだよ。」


って、言わずとも、

ひしひし伝わってくる。

たまらんよ、子供は。

自分のために離婚しないってゆーんなら、

せめて仲良くする努力をしてくれよ。

って思うよ。


これは尚が昔、

実際に思ったことあるからいえることだ。

結局離婚はしていないし、

今は両親とも仲いいが。


昔両親が一度大喧嘩して、

1ヶ月くらい険悪だった時期がある。

そのときは子供だったから、

体感では半年くらいに感じていた。

実際には1ヶ月にも満たなかったのだと知ったのは、ほんの最近だ。


あからさまに仲悪くしていたわけではないが、

何か違う、おかしい。と、

子供ながらその場の空気感で察していた。

子供はそういうの敏感なんだ。


はじめのうちは本当にそれが辛くて苦しくて悲しく、

いつ離婚するのかと恐れていたが、

次第に慣れてきた。

子供のために我慢しています感もなんとなーく伝わってきて、

それがものすごく押し付けがましく感じて、

いやいや、人のせいにしてんと、

もうはよ離婚せぇよ。

って、本気であのときは思った。


子供がどう思うかなんて、

そもそも子供にしかわからない。

どんな環境でも、

幸せでいられる子は幸せでいれるし、

それを決めるのは子供自身だ。

親が子供を幸せにするなんて、

そもそも無理なんだ。



世界平和を実現するには、

一人一人が自分を幸せにすること。



らしい。


本当にそうだと思った。

それが出来たら、

不幸な人なんて一人もいないだろう。

争いなんかも起きないと思う。


自分を置いてけぼりにして、

自分以外のものにばかり意識を向けて、

コントロールしようとするからおかしなことになる。


結局、親でも子でも、

自分以外の人間の人生に責任をとるなんてことはできないんだ。

24時間365日、

生まれてから死ぬまで付きっきりでいてやることもできないし、

病気や怪我や受験や仕事、

何も代わりにやってあげることもできない。


自分を幸せに出来るのは自分だけだし、

本当に必要な責任というのは、

自分で自分を幸せにするという責任だけだ。


それが出来なくて、

自分以外の誰かの人生の責任をとるなんて、

誰かを幸せにするなんて、

到底できっこない。


別に、今回の、離婚できないという人も含め、

〇〇のために〇〇できない。

と言っている人達を責めているわけじゃない。


離婚するとかしないとか、

どんな選択をするかとか、 

そんなことは好きなようにすればいいと思う。



ただ、気づくことって大事だと思うんだよ。

本当は、自分の弱さのせいなんだって。


受け入れ難いことでも、気づいて、

勇気をだして、認めてあげれば、

それは何より、自分のためになるんだ。


気付いて、認めて、そのうえで、

自分や、妻or夫や、子供にとって、

みんなにとって、

何が1番ベストだろう?


って考えると、

同じ選択をしても、

結果は全然違ってくる気がするんだよな。


子供にとってではなく、

自分にとって、だけでもなく、

みんなにとって、と考えると、

最良の結果を得られる気がするんだ。



ちなみに、自分で自分に責任を持つって、

なんかものすごく大変そうだし、

それによって自分が損したり苦しみそうって思い込んでる人多いけど、実際は逆だ。


自分の人生に自分で責任もつからこそ、

本当の意味で幸せでいれるし自由でいれる。

自分のために、自分で選んで自分で決めるからこそ、

自分の幸せが、自分以外の何かや誰かに左右されなくなるからだ。


だから、〇〇のためといって、

自分以外の何かや誰かのせいにしてる間は、

本当の幸せや自由は得られないし、 

本当に良い選択や決断はできない。

そして、本当の意味で、

周りにいい影響も与えられない。


本当に子供のためと思うなら、

自分がまず精神的に自立して、

自分の人生に自分で責任を取って、

自分で自分を幸せにしてあげることだ。

子供が1番望んでいるのも、

親が幸せでいてくれることなのだから。

どんな選択をするかは関係ない。

親が幸せなら、子供はそれが1番嬉しいのだ。

 


〇〇の部分を、全部自分に変えるんだ。

そして、本当の意味で、

自由であれ。

幸せであれ。

それが結果的に良い流れを生みだすんだ。









んじゃ、おやスイミー𓏸‪‪𓂂⍤⃝  ⋈