片倉雄一氏の「多すぎた予言」 | マジックと奇術と手品と・・ほか少し★

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手品は6歳から始めた。人生の最初の6年間が惜しい。なんてね。

「多すぎた予言」、若くして亡くなった天才奇術家、片倉雄一氏のカードマジックです。


このマジック、昔から好きで20年近く前にはよく演じていたのですが、その後まったく演じることがなくなり、記憶の片隅に消えそうになっていました。

昔一時期演じてはいたものの、作品の名称はずっと分からなかったのです。
私の知る範囲では、印刷物になったものもなさそうですし、20年前ごろの周囲の知人以外では演じている人を見たこともありませんでした。

考案者が片倉氏であるという情報と現象の概略を知恵袋に投稿して、名称を知る人がいないか質問してみたこともありました。
しかしその試みも無為に終わりました。


そういうわけで、20年来の間名前を知らなかったこのマジックの名称を、今日知ることが出来たのです!
知ると同時に、Youtubeで動画リクエストされましたので、何とか手順を思い出して動画にしてみました。

動画↓↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=f6bl6rZZXuw


Everywhere and Nowhere系のプロットですが、ほとんどジョークに見えるような「予言」が軸となっていて、この種の他の手順にはない面白さのある作品です。

動画で演じた手順は、3枚のカードを示すあたりのハンドリングが、何か違っている気もしなくもないですが、これはこれで手順として成立はしていると思えるから、まあいいでしょう^^


そのリクエストを下さった方は17年ほど前にこのマジックをとある方から教わったとのことです。
そしてその方というのが、あのパームの編集長なのだとか・・・!!!?


パームの編集長といえば、ごく初期の頃は片山さんだったと思いますが、ほとんどの期間は村上さんのはずです。
その方が村上さんなのであれば、まさに私も京都に居た頃に、片倉さんのこの手順を教わった当の方です。
正確には、村上さんが別の方に教えるか見せるかなさっていたのを、横から見ていただけだったような記憶もありますがw


さて、私も京都在住時に村上さんに色々教わっていたのは17~20年ほど前です。
そうしますとYoutubeでリクエスト頂いたあの方とも時期は重なりそうで、もしかすると顔見知りの可能性もありますね・・・

なんにせよ、ふとしたきっかけから懐かしい京都時代にタイムスリップさせていただけました^^
不思議な縁を感じた今日この頃。


このマジックの名称は「多すぎた予言」であるらしいというのは今日知ったのですが、この作品が何かの文献等で発表されているのか居ないのか、それはやっぱり分かりません。
村上さんであればもしかしたらご存知なのかも・・・?


そういえば片倉さんのマジックといえば、Cullを駆使した例のサンドイッチ手順も、名称が分からないですね・・・