12日目 コンマラパス チュクンーロブチェ 前編

今回の旅の核心部、最大の難所コンマラパスを歩きます。
エベレスト街道からチュクンのそれて、そこからまたエベレスト街道へつなぐ峠を歩きます。読んだブログによっては途中キャンプ泊をする人もいたくらい。行程10時間以上、途中に休める集落やエスケープルートもありません。
とにかく体力勝負で歩き切らないといけない。
出発時間6時半。ソラによると大丈夫とのこと。結果的には歩ききったけど、1時間は前には出発するのがベターですな。

同行する中国の女の子はパオちゃんとガイドのニマ。パオちゃんは30歳くらい、ニマはソラより少し上かな。帽子とサングラスでよくわからん。まあでもとにかく難所なので仲間がいるのは有難い。

出発の時間はまだまだ寒い。泊まった宿の裏山を急登と平坦を繰り返しながら標高を上げていく。対岸にそびえるアマダブラムが美しい。昨日根拠のない自信でオーバーペースで歩いたせいか、どうも疲れが抜け切らないというか本調子ではない。
でも景色は素晴らしい。
休憩していた欧米人グループはやけにはしゃいでる。
5000m近くをトレッキングしながらでよくそんなにはしゃげるもんだよ。とまだこの頃は他人に文句言えるくらいの元気があった。


ソラとニマはどんどん先に行ってしまう。パオちゃんは適度に休みながら先を行く。
徐々に高度をあげ5000mを越えると簡単な登りもツラく、これまでワンステップで1回の呼吸が、今は2回呼吸しないと身体が動かない。他の人もそんなもんだろうと思ったら、どうやら自分は極端にペースが遅いみたいでどんどん他のトレッカーに抜かされていく。パオちゃんはぜんぜん大丈夫みたい。文句も言わずよく付き合ってくれた。もし荷物背負っていたらこの峠越すのは厳しかったかもしれない。高所で倒れない順応はできてたけど、体力をもっと鍛えておくべきでした。


ショルダーの荷物を軽くしようと思って、水を500mlしか持たず、大きなペットボトルはソラに預けた荷物に入れた。
思ったよりも体力消耗が激しく水の消費も激しくなくなってしまった。ソラ達は先に行ってしまい、なかなか後ろ姿も見えない。ヤバいなと思いながら、そのことをパオちゃんに話すと、自分の水を分けてくれた。昨日知り合ったばかりのオッチャンにうれしい事をしてくれます。
ちょうど谷になったところで、谷を降りた先に登っていくソラ達が見えるポイントがあった。とにかくでっかい声で「ソラー」と叫ぶと、気付いたソラがすっ飛んで戻って来る。
5000mの標高でアップダウンをスピード変えずに走る姿に、喉の渇きも息の苦しさも忘れ、もうビックリ。やっぱりスゲーなあ、シェルパ族。山の民族なだけはある。
後日談ですが、ソラはシェルパとしてエベレスト登頂にも成功したとFBにアップされてました。やっぱスゲーなー。トレランやったらかなりの記録出せるんじゃないのかな。
ソラから1,5Lペットボトルを受け取り、補給完了。この後の行程ではかならず水は多めに持つことにしました。








しばらく歩くとと氷河湖が目の前パッと開ける。その湖の対岸の崖の上にタルチョが見える。そこがコンマラパス。やっと目標が見えて嬉しい。

湖の際のほぼ崖の急登を登っていきます。近くに見えてなかなか峠まで届かない。すれ違いできる場所はあるけど、踏み跡も狭く意識集中して登らないと足踏み外しそう。


ようやくコンマラパスに到着。もう疲労困憊。ソラにタルチョを結んでもらいました。






ここまで7時間。あとは下りでそんなに大変ではないだろうと甘く思っており、しっぺ返しを喰らうのでした。