本日の記事を書き出した時間は非常に遅いです。というのも、今晩はゼミのコンパがあったためです。本来の当ブログの趣旨から考えると、少々日記的な今回の記事はあまりふさわしくないかもしれません。しかし、ぎりぎり趣旨の範囲内であると私が勝手に判断いたしましたので(笑)、お許しください。


既にお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、実は私法学部生です。そして、本日のゼミコンは所属している民法ゼミの一次会・二次会に行って参りました。


ゼミコンパでの話がなぜブログの趣旨に反しないかと思われる方がいらっしゃると思います。しかし、割と浮いた話をするのが日常であるはずのコンパにて、自然と政治系などの話に話題が移行したため、ある程度身があることを書けると思います。


まず、どのような政治系の話をしたかといいますと、自民党の是非についてです。あるゼミ生が、自民党にだけは投票したくは無い旨のことを話していましたので、ちょっと突っ込んでみました。


彼いわく、従来の日本の政治政策をみれば、例えば、議員年金や年金問題、さらにはパチンコ業界と警察との癒着などの放任などを見れば、その政策には重大な問題があるということです。そして、55年体制移行、ほぼ日本の政治は自民党が行ってきたわけであり、したがって以上のような悪政策を行ってきたのは、他ならぬ自民党であるということでした。


なるほど、彼の言うことは至極当然ではあると私は思いました。確かに、歴史的経緯を見れば自民党の政策には悪い側面が多くあるのは間違い有りません。ただ、彼の意見をそのまま肯定して自民党以外に投票することは私は肯定できません。なぜなら、自民党よりもましな政党がいないからです。


この点を彼に突っ込んだところ、彼は自民党に投票はしないものの、かといって必ず自民党以外の他政党に投票する予定の党があるかといえば、どうやらそうではないようでした。


つまり、絶対的に投票することを肯定できるような政党が無い、ということに彼の観点からは言えると思います。


私は、彼の意見を聞き改めて自分の選挙における投票対象若しくは支持政党の選択を認識しなおすことができました。すなわち、私はいくつもの政党を見渡し、各々の政党がどのような政策を取っているのか、そして、それら政策を取ることが日本の国益に適うのか、等の諸般の事情を考慮します。さらに、それら事情を踏まえた上で、どの政党を支持することが最も失敗しないか、すなわち、どの政党を支持するのが一番無難であるのか、という観点を基礎にして消去選択方式によって消極的に支持政党を選択している、ということを再認識できました。


もちろん、積極的にある政党を支持できるのがベストであると思います。しかし、自民党1つとっても党内に様々な派閥の存在を確認でき、かつ、各々の派閥が別々の政治方針を掲げている現状を考えれば、上の方法は困難であることが理解できます。したがって、ゼミ生の考え方は非常に参考にはなったものの、いざ選挙の際には結局は投票すること無く選挙を終了する可能性が否めないわけで、主権者たる国民の権利行使を必ず行うべきだと考える自分にとっては、やはり現実味を欠くことになってしまいます。

そこで、上に掲げたような消去選択方式をとるのが今のところは最も無難であると私は考えます。


もっとも、仮に自民党の対外強硬路線若しくは人権擁護法案・外国人地方参政権反対派の議員と民主党内の同派が自民党にて一体となり、反対に、残りの自民・民主党の派閥が民主党にて一体となることとなれば、おのずと支持政党が必然的に決まってくることになると思いますが。


本日は、一応コンパであったにも関わらず、いろいろと思考を巡らせることになり非常に有意義でした。上に挙げたゼミ生以外にもプチ議論に参加してくれた他のゼミの方にもこの場を借りて感謝いたします。


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