記念すべき200回目の更新です

ふらたにてぃを結成した時に

(このコンビで売れるぞ!)

と意気込んで

何か行動しようと思い始めたブログ



2014年から書き始め

サボったりなんなりしているうちに9年の月日が経っていました


最近は少しずつ見てくれる人も増えきて嬉しいです


芸人がお笑い関係ないブログなんか書いて何になるんだ

とか思ったりもしますが、これはアウトプットのトレーニングとしてやっております


あと、なんか売れてる芸能人とかが

「わたし〜〇〇が大好きで〜」

とか言って仕事をもらってるのが腹立つので

売れてない今のうちから好きなことについてブログを書いて、証を残しておこうと思う次第でございます


売れてない、この最悪な時代もきっと続かないと信じて




今週の一曲

羊文学「光るとき」










羊文学は「1999」と「踊らない」が大好きでよく聞いていました


独特な歌詞の符割りがとても気持ち良いです

「っていう話〜」とか

「ねぇあのね」

のとこがぞくぞくします



塩塚さんの綺麗な歌声

シューゲイザーっぽい歪んだギター

ゆりかさんのコーラスも大好きです



羊文学の曲はとにかく聞いてて心地が良いです

静かで、冬の空のように透き通っていて

でも真ん中には確かなぬくもりがある

冷たいのかと思ったらものすごく温かかったです




最近こういった「聞いてて心地良い系」の音楽にハマっています


踊ってばかりの国

おとぎ話

テークエム

などなど、



ベットの中で目を閉じて聞くと宇宙へ連れて行ってくれるような感覚になれます



「光るとき」も初めて聞いた瞬間

イヤホンの中に吸い込まれそうなくらい曲に引き込まれました




荒野を駆ける風のようなどこまでも響く歌声

曇り空の切れ間から光が差すような

希望と奇跡伝えてくれます





羊文学の曲はなんとなく曇り空を想像させてくれます

(MVでは空は晴れてますが)


どこか影があるというか

カラッと晴れやかな曲というより湿度のある感じで

そこがまた良いです





おそらく僕は曇り空を想像させてくれる曲が好きなんだと思います


カネコアヤノ「こんな日に限って」とか

日食なつこ「竜巻のおどる日」とか



「悩みを吹き飛ばしてくれる曲」

というより

「隣で一緒に悩んでくれるような曲」


って感じです

なんだかセンチメンタルな気分にさせてくれて良いですよね




羊文学はダウナーな雰囲気なのですが

歌詞は子供をあやす母親のように温かいです



「何回だって言うよ

 世界は美しいよ

 きみがそれを諦めないからだよ」



このフレーズが涙出るほど好きです



若くて初期の頃は少しひねくれた歌詞が多かった塩塚さんにこんなこと言われるとすごく響きます


名曲「マヨイガ」でも


「きみは小さな幸せ

 宝箱いっぱいに集めて

 世界を愛してください」



と歌っています


世界を愛することを諦めなければ

世界は美しい


素晴らしい人生哲学だと思います





「光るとき」はアニメ「平家物語」のOPで使われていて

その映像もすごく綺麗で素敵です


曲の歌詞も「平家物語」のストーリーにとても合っています


冒頭の歌詞の「あの花」とは

平家物語に出てくる

沙羅双樹の花を指しているみたいです



「きみたちの足跡は

 進むたび変わってくのに

 永遠に見えるものに

 苦しんでばかりだね」



というのも

平家物語の諸行無常、盛者必衰を表しているようで見事です



「最終回のストーリーは

 初めから決まっていたとしても

 今だけはここにあるよ

 きみのまま光ってゆけよ」



平家物語という結末が定められているストーリーだとしても

笑い合える今は確かにここにある



というメッセージが込められているみたいです


「いつか巡ってまた会おうよ

 最終回のその後も

 誰かがきみと生きた記憶を語り継ぐでしょう」



というのが、アニメ平家物語の登場人物

そして歴史上の実在した方々に送られたメッセージだとすると、この上なく素敵な贈り物だと思いました



「永遠なんてないとしたら

 この最悪な時代もきっと続かないでしょう」



戦乱の世を生きた時代に送るエール

そしてこの言葉はコロナ禍という現代を生きる僕たちの背中も押してくれます




希望を見つけて美しい世界を生きるとき

それこそが光るときなんだと思いました


 

どんな時代でも、この両足でゴーイング

それだけですね





今週の一曲

羊文学「光るとき」