4月24日TOHOシネマズ渋谷にて

「THE FIRST SLAM DUNK」の応援上映に行ってきました



結論から言うと最高でした


今日はその感想などをつらつら書いていきます


どうしても映画の内容ネタバレしてしまうのでご注意ください










そもそも僕は同じ映画を2回以上映画館に見に行ったことがありませんでした


決して安い金額ではないですし

2回以上見るならDVD買った方がお得、と考えているタイプです


しかも、(何回も見よう)と思ってDVD買ったのに全然見てない映画もあります


なんなら一時期

(この映画のDVD部屋にあったらオシャレやろ)

という邪な気持ちで買っていたこともあります


そんなニワカオタクの香月は

同じ映画を何度も見に行く人を

【真のオタク】と尊敬しています




そしてこの度

THE FIRST SLAM DUNK鑑賞10回目

【真のオタク】の友達に誘われて応援上映に行って参りました


(友達曰くTHE FIRST SLAM DUNKはザファと略すらしいので以降そう書きます)






スラムダンクは1番好きな漫画と言っても過言ではありません

間違いなく人生でベスト3に入るほど好きな漫画です

(残り2つは寄生獣とそれ町です)


なので映画は絶対見に行こうと決めていました





今年の1月に見に行った時は

(なにやら賛否両論あるみたいだな〜)

と少し不安だったのですが

見た結果、個人的には圧倒的に賛でした



アニメ映画というよりは、ほぼ実写みたいにリアルな動き

漫画的な表現を排除したスピード感

そしてリョーちん視点から見る三井、ゴリの頼もしさ

流川、花道のかわいい後輩感が最高でした

あとやっぱり10-FEETの第ゼロ感がめちゃくちゃカッコよかったです



これはまた見たい!と思っていたので応援上映に誘ってもらえて良かったです






僕は応援上映というものを全く知らなかったのですが、マジでチケットが取れないらしいです

マキシマム ザ ホルモンのライブくらい取れないらしいです


しかし数々の応援上映を乗り越えてきた

百戦錬磨の友達が無事、チケットを確保してくれて、見に行くことができました







当日、映画館で合流したら、仕事帰りのはずの友達が三井寿Tシャツを着て待機していました


そして周りを見渡すと

湘北のユニフォーム

RUKAWAうちわを持っている親衛隊

そして翔陽の花形うちわを持っているファン




度肝を抜かされました

キャラのユニフォームやコスプレはまだわかるのですが、流川親衛隊のコスプレまでいるとは……


そして映画に1ミリも登場しない翔陽の花形のうちわ…チョイスが渋すぎる!


周りは9.9割女子で私服おじさんの香月は浮いていましたが、なんか逆にワクワクしてきました







入場する時に紙で作るメガホンみたいなのをもらえて、それを叩いてみんなで一緒に盛り上がれたのが嬉しかったです





椅子に座って映画が始まるのを大人しく待っていたのですが、僕の認識は甘かったです


応援上映は既に始まっていたのです





クレヨンしんちゃんの予告が流れたらみんな一斉に

「しんちゃ〜ん!!!」




今日スラムダンクだよね??





そしてマリオの予告が流れたら

「任天堂〜〜〜!!!」








どうやら彼女たちのウォーミングアップだったみたいです




多少びっくりしましたがこういうお祭な感じ大好きなのでテンション上がりました


同志たちと好きなものに熱狂する

これほど楽しいことはないですからね


長い自粛生活に耐え、ようやく声出し解禁されたので各々精一杯楽しむ素敵空間でした









アップが終わりいよいよ映画が始まりました


(応援上映ってどのへんで声出せばいいのかな〜)

なんで思っていたら

開始5秒

リョーちんの地元沖縄が映った瞬間




「どこ〜〜〜?」


テロップ「沖縄」


「キャー!」「沖縄ー!」「いきたーい!」








すごい場所に迷い込んだな!と思いました




その後も

小学生のリョーちんが出るたび


「かわい〜♡」




ソーちゃんとの1on1のシーンで


「がんばれ〜!」




などガンガン盛り上げてくれる女子たちでした





(とても楽しいのですが、シリアスなシーンでもこれやられたらしんどいな…)



と思っていたら

そういうシーンではしっかりと静かに見守っておられました



誰か一人でも空気読めない目立ちたがりがいたら台無しになるデリケートな空間で

全員が呼吸を合わせて雰囲気作りをしてくれてとても感動しました


やはり日本のオタク達のモラルの高さは素晴らしいと思いました





友達は三井寿推しだそうで

三井のアップになると

「顔がいいー!」

と叫んでいました


後で聞いたら応援上映では

「イケメン!」「かっこいい!」

ではなく

「顔がいい!」

と言うのが通みたいです






あと湘北のヤスが映るたびに

「ヤス〜!」

と叫んでる方がいて

(ヤス推しもいるんだ…)

と世界の広さを実感しました





花道が


「お前らバスケかぶれの常識は

 俺には通用しねぇ」


と言ったら


「なんで〜?」


と問いかけ


「シロウトだからよ」


「キャ〜〜!!」


と爆発していました


これが俗に言うコール&レスポンスという

キャラと掛け合いをするテクニックだそうです

すごく楽しそうでした





沢北もかなりファンが多くて


「やられたらやり返しゃいいんですよ」


「何倍にして〜〜?」


「3倍にしてね」


「キャ〜〜❤️」


の熱気が凄かったです



僕も見るの2回目ですが全くついて行けませんでした

きっと彼女たちは5回以上見に行ってセリフも全部覚えてるんじゃないかと思います

さすが【真のオタク】です





中でも特に盛り上がっていたのが

ボロボロの三井が


「俺の名前を言ってみろ」


というシーン


みんなで

「三井寿ー!!!」

と叫んでいました


僕も三井大好きなので気づいたら声を出していて

そして声出して参加したらめちゃくちゃ楽しかったです


やっぱりこういうお祭は、遠くで見るより参加した方が楽しいですね






応援上映のプロの友達はやっぱり凄かったです



リョーちんが母親にネガティブな手紙を書いて

それを丸めてゴミ箱に捨てるシーンで


「ナイッシュー」



これがめちゃくちゃウケてました




ワード、声のトーン、間

全てが完璧で芸人として羨ましいーと思いました




応援上映はお笑いの平場に通じるところがある気がして

空気を読んで

周りを尊重しつつ個性を出す

みんなで楽しい空間を作り上げるところが好きでした


とても勉強になりました






試合終盤、ラスト20秒

全ての音が消えてクライマックスに向かうシーン


さっきまで大声で盛り上がっていた会場が静寂に包まれて

ラストワンプレーまでまばたきもせずみんなで見守り

花道と流川がハイタッチした瞬間爆発的に盛り上がる


この瞬間が最高でした



打ち合わせも何も無しに100人以上の観客が一斉に黙り一斉に盛り上がる

この一体感が味わえるのが応援上映の魅力だと実感しました



劇中で流れる「第ゼロ感」をみんなで

「オーオーオーオー」熱唱したのも楽しかったです





楽しい映画を見た満足感と

バスケの面白い試合を見た満足感と

10-FEETのライブに行ったみたいな満足感


3つ同時に味わえたような感覚で非常に満足度高かったです






帰宅したあと

(楽しかったな〜)と思いTwitterで

「スラムダンク 応援上映」とかで検索したらとんでもない猛者たちを見つけてしまいました




まず驚いたのが

山王、深津のお面を被って参戦してる人


深津ってチョイスが渋すぎるし

その人は

「ザファ8試合目

 深津が大好きでがんばって応援したけど今回も負けちゃった〜😢」


と呟いてました




そりゃ負けるよ!

何回見ても負けるよ!

あと8回目じゃなくて8試合目って言うのかよ!


とぶったまげました





他にも河田兄弟が好きすぎて、河田のお面じゃなく河田母(まきこ)のお面を被ってる人



もはや大喜利大会になっていましたが、正直めっちゃ笑っちゃいました


いつの時代にもとんでもなく面白いオタクはいるもんですね








映画の応援上映というものは初体験だったのですが、想像以上に楽しかったし、ストレス発散になりました


もっと応援上映の文化が広まって毎日やってほしいくらいです



なんなら海南戦、綾南戦も映画化してくれたら応援上映行きたいです


とても楽しい時間でした





集英社ありがとーーー!!!