たまにいるじゃないですか、職場とかで
「あの人無愛想だけど良い人だよ」ってやつ
あれが納得できないんですよ
「愛想悪い人」って普通に「嫌な人」じゃないですか?
「無愛想な人」を僕は
「他人に愛想良くするというコミュニケーションにおいて最低限の努力を怠ってる人」
だと思うんですよ
それなのに周りからは
「一見無愛想に感じるけど本当は良い人」
みたいな
「着飾らない真の良い人」みたいに思われてるのが納得できないんですよ
着飾らない無愛想な人が「真の良い人」で
僕みたいな愛想は良いけど性格が悪い人が「真の悪人」みたいに思われるのはマジでファックです
こちとら家の玄関を出る時にわざわざ「良い人」の皮を被ってから出かけてるんですよ
それなのにそんな努力もせずただ無愛想な人が
「あの人は本当は良い人」みたいにもてはやされて
だいたい、無愛想な人が「実は良い人」みたいに思われるのは
「無愛想で怖い人かと思ったら意外と良い人だった」というボーナス点があるだけで
元の「良い人ランク」はたいして高くないんですよ
70点の良い人ランクが、無愛想だと一見50点に感じる
でも話してみると70点だった
するとボーナス点が加算され80点に見えるマジックです
対して、僕みたいな外面だけ良い人は
同じ70点でも一見90点くらいに感じさせることができる
でも話してみると70点なので
結果60点くらいに思われてしまう
これは損ですよ、大損です
2人は同じ70点同士なのに最終評価が10点も変わってしまう
しかも僕らは「良い人のフリをする」という努力を支払っているのに対し、奴らは何の努力もせず
「無愛想だけど良い人」というだけで80点の評価を持ち帰る
これは由々しき事態ですよ
ちょっと頭に血が登ってよくわからない例えを出してしまいました
ごめんなさい
「由々しき事態!」とか言っておきながら
僕の良い人ランクはそもそも30くらいでした
それが無理して(90ですー)って面で過ごしていても
すぐにボロが出ますわな
それに、これを読んでいる賢明な皆様もお気づきでしょう
(だったらお前も善人の皮なんて被らずに無愛想でいろよ、そうすれば全て解決だろう)って
それができないから悩んでるんですよ〜
結局自分は人に嫌われるのが怖くて
自分に自信がない小心者なんですよ
自分に自信がないから、人に嫌われるのが怖いし
人に嫌われるのが怖いから、善人の皮を被るんです
だから僕が周りから「良い人ランク60」
だと思われていても
それはもう万々歳だし
上手く騙せてるなーと自分を褒めてあげたいくらいです
それに、「無愛想な人」を悪く言う前に
「無愛想な人」サイドの気持ちも考えなければいけません
「無愛想な人」もきっといくつかのパターンがあると思います
パターン1.本当に性格が悪い人
こいつはもう論外です
今すぐ目の前からいなくなってください
心が不感症なこいつらのせいで僕たち小心者が日々悩まされるし
全ての対人関係ストレスの元凶です
こいつらからはとにかく距離を取りましょう
パターン2.不器用な人
多くの「無愛想な人」はこれに該当するんじゃないかと思います
そうであってほしいです
愛想良くしたいけど、どうすればいいかわからない
そして恥ずかしい
こういう人たちも僕とはまた違った悩みを抱えているんじゃないかと思います
きっと自己嫌悪に襲われる夜もあったでしょう
僕たちのように愛想良くできる振る舞える人のことを羨ましいと感じているかもしれません
つまり「無愛想だけど良い人」にも
「愛想良いけど悪い人」にも
コミュニケーションというのは悩みはつきもので
あれこれ考えすぎると身動きが取れなくなるほど難しいものだということです
なのでみなさんも
(この人無愛想だなー)と感じる人がいても
不器用なだけで本当は良い人かもしれない
と思ってあげてほしいです
そして僕らに対して
(こいつ良い人のフリしてるけどクズだな)
と感じても
良い人のフリをするという努力は評価してほしいです
人とのコミュニケーションって本当に難しいです
全員が善人の皮を被る必要はないと思います
けどほんの少しの思いやりを持って人と接していただけると、世界が少しだけ優しくなるんじゃないかと
そんなことを考えている今日この頃です