誰かにとっての
日曜日よりの使者になりたかった
小学生の頃
勉強もスポーツもできなくて
背が低くて病弱で
女子にいじめられていた僕を救ってくれた
あのお笑い芸人のように
中学生の頃
思春期拗らせて人間関係で悩みすぎて
閉じこもってた僕を救ってくれた
あのロックスターのように
誰か一人に刺さればいい
誰か一人の人生を救えたらいい
そう思って芸人になって早10年
未だに救われてばっかりです
毎週テレビとラジオを楽しみに生きてるし
部屋で音楽を聞いて夜中一人で泣いています
なんかもー色々しんどくて死にたい夜に
「でもその前にこの音に乗りな」と
背中を叩いてくれる曲
今週一曲
Creepy Nuts &菅田 将暉
「日曜日よりの使者」
中学の頃からずっと大好きな
甲本ヒロト THE HIGH-LOWS
言わずと知れた名曲
「日曜日よりの使者」を
これまた大好きなCreepy Nutsが菅田将暉とアレンジするなんて
非常に興奮しました
フリースタイルダンジョンや
山里さんと若林さんの「たりないふたり」や
オールナイトニッポンなど
僕の好きな場所にことごとく現れてくる
Creepy Nutsにどハマりすることは
もはや必然でした
Creepy NutsのANN0は毎週本当に楽しみで
松永さんの異常性とR-指定の弄りの上手さと
二人の楽しそうな掛け合いが好きで
毎週火曜の深夜が待ち遠しいです
そんな二人は僕にとって言わば
「水曜日よりの使者」
です
ハイロウズの「日曜日よりの使者」が
ダウンタウン松本さんのことを歌ったものなんじゃないか
というのはファンならもちろん知っていることで
当時、自殺しようと思っていた甲本ヒロトが
日曜日に放送されていた
「ごっつええ感じ」や「ガキ使」を見て爆笑して
思いとどまってこの歌を書いた
なんて言われていたり
それがきっかけか
ハイロウズのアルバム「ロブスター」のジャケットを松本さんが書いていたり
ベストアルバムのCMで松本さんがハイロウズの曲について語っていたり
松本さん主演のドラマ「伝説の教師」の主題歌に
ハイロウズの「青春」が使用されていたり
いろんな繋がりがあるお二人です
そういうことを知ってから聞くと
Creepy Nuts&菅田 将暉の「日曜日よりの使者」がよりエモくて泣けてきます
「あのレジェンドや憧れは俺達にこう語りかけた
いっそどん底まで落ち込みな
飛び降りたいなら飛び降りな
でもその前にこの音に乗りな」
このリリックも上記のエピソードを踏まえた上で
R-指定なりのメッセージも込めてかましてくれたのかなー
なんて想像して聞くと目頭が熱くなります
R-指定の歌詞は韻を踏みながらしっかり熱いメッセージを伝えてくれますよね
「逃げまどうように辿り着いた土曜日
皆が同様にロンリー」
このバースの韻の踏み方えげつないですよね
さすがR-指定のバースはいくつも意味がかかってます
さすがR-指定の歌詞は広辞苑10冊分の厚みがあります
「ならお前も乗り込みな
ガキの使いから年寄りまで
飲み込みな 音に乗りな 日曜日よりの使者」
ここではっきりと「ガキの使い」という歌詞が出てきます
Creepy Nutsの曲にはこういった
「知らない人には？だけど知ってる人にはグッと来る歌詞」
がたくさん隠されている気がします
特に好きなのが「助演男優賞」の
「見せ場はこんぐれぇ君の分
頂いたパスなら決めたいぜ
しかも決勝点スリーポイント
田岡が見逃した不安要素」です
これはまさしく僕も大好きな漫画「スラムダンク」の陵南戦
決定的な場面で主役、桜木花道からパスをもらい
見事スリーポイントを決めた脇役
小暮くんのことだと思います
最高にあついシーンで僕も大好きです
しかも
「こんぐれぇ きみのぶん」で
小暮公延と韻踏んでるのがオシャレすぎて痺れます
本当にCreepy Nutsの曲は何回聞いても新たな発見があって感動します
「中学12年生」でも
ハイロウズの「青春」を引用していたり
甲本ヒロト好きなのかなー
とか思って親近感湧いたりしています
ドラマ「伝説の教師」見てたのかなーとか
スラムダンクだとどの試合が好きなのかなーとか
ラジオ毎週聞いてます！とか
もし売れて会えたら話したいことがたくさんあります
様々なレジェンドや憧れが与えてくれたものについて歌った「日曜日よりの使者」
そんなラップ歌ったR-指定も今ではすっかり
僕の憧れです
彼らみたいな日曜日よりの使者に
いつか僕もなりたいです
あのレジェンドや憧れに
少しでも近づけるように
今週の一曲
Creepy Nuts &菅田 将暉
「日曜日よりの使者」