好きなマリオはカエルマリオ

香月純です



月一しか更新しないと書きたいことがどんどん溜まっていって溢れて
(めんどくさいしいいや)
ってなっちゃいますね


前回の更新から1ヶ月
なかなかいろんなことがありやした



まずはキングオブコント落ちたことですね


今まで一回も滑ったことないネタやったしマジで行けると思ってましたが全然無理でした


落ちてから二週間くらいは
(これ以上のネタ作れないしこれで無理だったら辞めるしかないかな~)


とか思ってましたがすぐもっと良いネタができました


というかキングオブコントでやったネタはよく考えたら下ネタだったしもっと初見の人にも伝わるネタをしなきゃダメですよね


昨日、渋谷でライブだったのですがお客さんの男子高校生にめっちゃウケて嬉しかったです


普段よしもとのライブに来る若い女の子には全然ハマらない僕ら

(いったい誰にハマるんだろう)
と悩んでいましたが
男子高校生だったみたいです


そのライブの作家さんの西谷さんが僕らのネタを見るたびに毎回

「おもしろかった」

と言ってくださるのが本当に励みになります


だから今年はキングオブコント落ちたけどまぁ来年はいけるんちゃうかと

そんな風に思っているわけでございます




そして明日はM-1グランプリの予選があります


なので今日は久しぶりの1日オフで
鶴見線に乗って海芝浦駅を散歩してます

駅は無人駅
電車は1時間に一本
そんな誰もいやしない駅で汚ねえ海を眺めながらブログ書いてます

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デートにオススメのスポットです


僕は大事なライブの前日いつも現実逃避しにどこか行ってる気がします

去年のM-1前は確か江ノ島に行っていたような


別にキングオブコントやM-1落ちたからって死ぬわけじゃないのに…

重く考えすぎですよね



正直6年目ともなると自分の実力がどれくらいかわかってきてしまうんです

最近はずっとコントをやっていたので良い漫才は一本しかありません

今年のM-1は行けて三回戦だと思います

とりあえず一回戦は突破したいです マジで





2年前くらいから毎年夏は旅行をすることにしています


旅行といっても1人で金の無い貧乏旅行です

でもそこがまたハードボイルドっぽくて自惚れてます



今年は栃木とか沖縄とか色々考えていたのですが結局福岡に行きました

おばあちゃんに会いに



うちのおばあちゃんは面白い人で
おじいちゃんは豪快な人でした


おじいちゃんは寝てる時のイビキが本当にうるさくて
二階で寝てても一階から聞こえるくらい大きなイビキでした
もうイビキってより雄叫びに近い
「んなあぁぁーーー!!」
みたいな感じでした

その度に
(隣で寝てるおばあちゃんよく耐えられるなー)
と思っていました


そんなおじいちゃんが亡くなって今回はおばあちゃんだけの田舎に帰りました


いつも通り二階で寝てたら一階から
「んなあぁぁーーー!!」
とおじいちゃんのイビキが聞こえてきました

最初は
(え、こわっ)
と思ったのですがお盆だったからおじいちゃんが帰ってきてくれたんだ
と思い階段を降りて寝室の襖を開けたらおばあちゃんのイビキでした

ずっと先入観でおじいちゃんのイビキだと思ってたのはおばあちゃんので
つまりずっと耐えてたのはおじいちゃんだったんですね


なんだか中国の諺にありそうな体験でした




4日間もおばあちゃんちでダラダラしてると本当にやることがなくなってきます

普段家で何してたっけ?
ってくらいやることがないのでひたすら寝てます


なので福岡にいる間
Kindleで本をたくさん読んでました


iPhoneでKindleのアプリをダウンロードして
Amazonで欲しい本を1click
これですぐ読めちゃうとても便利なものです


紙の本を読んでいるのも好きなのですが持ち歩くのが面倒だったり
ついついスマホをいじって暇つぶしをしてしまう時にKindleは便利です


本だと一冊読み終えるのに3ヶ月くらいかかる僕が一週間で2冊読み終えました

読んだのはこちらです

1人コントの天才 劇団ひとりが描く
社会の日陰に生きる人々のオムニバスストーリー

陰日向に咲く

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24時間かけて80km歩く
高校生活最後の行事
「歩行祭」
全校生徒で行うピクニックを通じて少年が、少女が
少し大人になっていく物語

夜のピクニック

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どちらもすごくおもしろかったです

映画は2時間見た後
(おもしろくなかったなー)
と思うことはあるけど小説は読み終えて
(おもしろくなかったなー)
ってなることが少ないと思います

しかし値段も安いし


お金の無い僕に新たな趣味が誕生しました
Kindle様様です



劇団ひとりさんは本当に凄い人ですね

ネタがまずめちゃくちゃおもしろいし

平場のトークもおもしろい

大喜利もおもしろい

フェイクドキュメンタリーDVD
「都会のシェイクスピア」
も相方に借りて見ましたがめちゃくちゃ面白かったです
ボクサーの人と満田君が特に
リアリティとキ◯ガイの狭間で笑わせてくれました

あと劇団ひとりさんが監督した映画

クレヨンしんちゃん 爆睡 ユメミーワールド大突撃

もかなり面白かったです


今回初めてのネネちゃん大活躍で
女の友情の熱さ
みたいなのに感動しました

ネネちゃんの
「その必要はないわ」バーン!
のシーンがめっちゃかっこよかったです


陰日向に咲く
はおそらくいろんなものに
「なれなかった人」
の物語だと思います

自由人に
あの子の友達に
かっこいい女に
神様に
芸人に


そんななれなかった人達の話なのでハッピーエンドか、と言われると難しいです



でもそんな陰日向に生きる人たちもいるんだ
ということを教えてくれる良い小説でした

きっとジュピターさんも最期は幸せだったんじゃないかと思います


あと5つのストーリーで登場人物がリンクしてるのが上手いなぁと思いました

米兵を殴ったジジイはあいつだったのか…




恩田陸さんの小説は初めて読んだのですが、
ふとした風景の描写なんかがすごく綺麗で
(こんな青春送りたかったなー)
と思わせる
まさにノスタルジアの魔術師
でした



「夜のピクニック」
では10人の男女がそれぞれの気持ちを胸に歩行祭に臨むのですが
それぞれの高校生活にドラマがあってそれぞれ大人になっていくのが素敵でした

読んでいてなぜかRIP SLYMEの
「黄昏サラウンド」
を思い出しました

夜はなんか会話が合うから
皆んなが友達に感じるだけかね


RIP SLYMEは中学の時死ぬほど聞いてたので青春やらノスタルジーやらを感じた時に思い出されます



夜のピクニックはそんなに劇的な展開やあっと驚く結末があるわけではないのですが
そのかわり読み終えた後じんわりとほっこりできる小説です


恩田陸先生の他の小説も読んでみたくなりました




それと、福岡の巨大なイオンで香月家一同で映画を見てきました

僕はスパイダーマンが見たかったのですが多数決の末
「実写版 銀魂」
になりました



正直 漫画を実写化した映画にあまり良いイメージを持っていなかったので
(どーせ小栗旬頼りのクソ映画だろ)

と思っていました


これがまぁ

とてもおもしろかったです


映画化されたのは原作でもおもしろかった
「紅桜篇」
だったので
まぁ原作が良いおかげか

と思うかもしれませんが

映画オリジナルの
実写ならではのギャグやパロディが満載でしかも笑えました

原作を全く知らない叔母も笑っておりました

原作を知ってる従兄弟は爆笑しておりました



特に菅田将暉と佐藤二朗の絡みが一番おもしろかったです


あとナウシカのところはめっちゃ笑いました
あれはずるいです笑


あとアルコ&ピースの酒井さんが出ててびっくりしました

しっかり笑いをとっておられました


監督の福田雄一さんは あの
「勇者ヨシヒコシリーズ」
の方でした

どうりでおもしろいわけだ


橋本環奈もかわいかったし
小栗旬はかっこよかったし

大満足の2時間でした

続編があれば是非見に行きたいです



そんな感じでのんびり過ごした福岡旅行

おばあちゃんと早めの夕食に焼肉屋食べて
福間の海で夕日を眺めてたら横浜に帰りたくなくなりました

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福岡は食べ物美味しいし
それなりに栄えてるし
でも駐車場どこもタダだし
海は綺麗だし


暮らすには良い場所だなと思いました


本気で移住しようかと考えています


バイトしながら芸人やって

とにかく休みがなくて

お笑い続けるにはチケットノルマや交通費でお金がかかって


なんにも贅沢してないのに月々のバイト代が支払いだけでなくなっていく人生にうんざりです

なんだよ住民税って
なんだよ保険って
なんだよ年金って

生きてけねぇよ




とりあえず福岡に帰っておばあちゃんや親戚にあって元気になったのでもう少しがんばります


福岡からの帰りの飛行機
窓の外の雲がとても綺麗でした

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