今日はTSUTAYAでフランシス・コッポラの【オン・ザ・ロード】を借りてきました
ジャック・ケルアックの原作小説は途中までしか読んでいなかったのですが「後から読めばいっか」と思い先に映画を見ちゃいました なんか外国小説って途中で飽きちゃうんですよね 【渚にて】と【白痴】も途中まで読んでほったらかしています いけませんね
原作の小説は言わずと知れた名作なのですが僕的にはサル達の「ないものねだり」精神が少し気に入らないとこがあります 【ライ麦畑でつかまえて】のホールデンもそうなんですが、やたらと「ここは自分の居場所じゃない」と言って旅に出て色々なことを周りのせいにしてる気がします でも旅の途中の風景や人々の描写は好きです 情景が目に浮かんで僕も旅に出たくなります
そして映画もこの旅の雰囲気を鮮やかに表現していて、映像美だけでも見て良かったと思えます 役者も豪華で僕の大好きなキルスティン・ダンストも出てます また2番手の女の役です
若い頃のディーンは情熱と才能に溢れていてとても魅力的に見えましたが、歳をとってサルと再開した時はなんだか惨めな風体でした、おそらくサル(ジャック・ケルアック)がこの小説を書き始めたのはディーンへの同情もあるんじゃないかと思います その後ディーンやメリールウはどうなったのでしょうか?小説を読まねば
当てのない旅、風来坊、誰でも一度は憧れると思います 少なくとも僕はめちゃくちゃ憧れました 最初は【鋼の錬金術師】のエドに 次は【キノの旅】に そしてホールデンとサルに
しかし旅には目的と帰る家が無いとダメなんだろうなと最近になって思います ただ楽しいことを探すだけでは精神がすり減って気が狂ってしまいます 映画でもメリールウは「まともな暮らしがしたい」と言っていました やっぱり旅は3泊4日ぐらいがちょうどいいですね 現実の旅は漫画みたいに浪漫ばかりじゃないですよね
わざわざ遠くに旅に出なくてももともと僕らは人生の旅人なのですから 新しいことに挑戦し続けていれば、人生の旅は小説なんかよりよっぽどアドベンチャーです
今かっこいいこと言いました これは香月名言集に記録しておいてもいいくらいです
でもやっぱりこの時期になるとバイクで遠くに出かけたくなります 今年はまた千葉の銚子に行こうと思います、3泊4日で いや飽きるか、1泊ぐらいで行きます
アメリカやニュージーランド、オーストラリアなんかはいつか絶対行ってみたいです!僕もディーンに会いにネブラスカの平原を渡って行きたいと思います