仕事でDL320G4を使ったのですが、かなり大変でした。

したがって、今後のためにも記録しておこうかと思います。


<はまるポイント>

 ・HP Embedded SATA RAID Controller(IntelオンボードRAID:ICH7R)

 ・BroadCom NC324i オンボード デュアル NIC(BCM5714)


<入れるOSに関する検討>

 FreeBSD:×→ネットワーク通信すると、kernel panicを起こします。

 CentOS:○

 RedHat Enterprise Linux 4:○

 Windows:○


 ※BSD系は原則NGです。(ATA RAID/NICで問題発生)

   →ドライバの不具合でkernel panicします。しかも、Adaptecが

    ドライバの情報を公開していないようですので、修正が困難

    のようです。


 -参考:FreeBSD6.1での検証-

  (1)ICH7Rの認識

    自動認識しますが、BIOSでEmbedded RAIDを無効にしないと

    ディスクが見えません。

    (FreeBSD6.0では、自動認識しませんでした。)

したがって、RAIDモードでの利用は不可能。RAIDが必要

    ならば、gmirrorなどのソフトウェアRAIDで動作させてください。


  (2)NIC

    ・インストール時にNetworkの設定を行うと、インストーラーが

     ハングアップしますので、インストールの時にはNetworkの

     設定はしないこと。

    ・デュアルNICですが、NIC1を使うとリンクアップの処理で

     OSがフリーズするので、NIC2を利用すること。

       →この問題は解決のメドが立たないので、

現時点ではNICは1つしか使えません。

    ・そのままNIC2を利用してネットワーク通信を行うと、

kernel panicを起こしますので、インストール後に

以下のページにあるパッチを当てれば解決するはずです。

(未検証)

      http://www.freebsd.org/cgi/query-pr.cgi?pr=96806

      →私がOSをインストールしたときには、フロッピーがマウント

できませんでしたのでパッチが当てられず、ネットワーク

通信でkernel panicした時点であきらめました。


  結論:WindowsかRedHat系Linuxディストリビューション、

SUSE Enterpriseが無難。

HPの動作確認済みディストリビューションの情報は、

      以下のページを参照。

        http://h50146.www5.hp.com/products/software/oe/linux/mainstream/product/hardware/pl_dl320g4/index.html


<CentOSのインストール>

 したがって、今回はOSにお金をかけられないので、RedHatの

 クローンであるCentOSをインストールすることにしました。

 それでも制約事項などがありましたので、インストールした

 手順をメモしておきます。


 (1)RAIDの構成

   今回はオンボードRAIDでRAID1を利用しますので、先に

   BIOSの設定画面を開いてRAIDの構成を行います。

   リビルドには、約1晩(80G×2の場合)かかりますので、

   時間の余裕を持って行うこと。


   BIOSは、HP ProLiantの起動画面表示後にF9キーを

   押すと設定画面が現れます。そこに、「Embedded RAID」 

   という項目があるので、これを「有効」にしてください。

  

   RAIDのリビルド方法は以下のページを参照。

   (ホットプラグ非対応の項目を参照)

   http://h50146.www5.hp.com/products/software/oe/linux/mainstream/support/doc/option/ata/isw_aarich_rebild.html


 (2)ドライバの入手

   RAIDコントローラとNICのドライバをHPのサイトから

   ダウンロードします。

   (RAIDはフロッピーディスクイメージ、NICはソースrpmです。)


   RAIDコントローラのドライバ(ICH6R/ICH7R用)

    http://h50146.www5.hp.com/products/software/oe/linux/mainstream/support/doc/option/ata/dl_adpahci_6r7r.html


    →.ddファイルをダウンロードし、rawrite2やfdimageなどを

      使ってドライバディスクを作成すること。

      RAIDモードの場合、自動認識はしませんので

      ドライバディスク必須!!


   NICのドライバ

    http://h18023.www1.hp.com/support/files/server/jp/family/model/6163.html


    →HP NC10xx/67xx/77xx/150x/320x/324x/325x/326x

      Tigon3 Gigabit Ethernet NIC Driverをダウンロードする。

      (バージョンは使用するOSに合わせること。)

  (3)OSバージョンの選択

    CentOSのバージョンを決める。(2)で落としたドライバの対応

    しているバージョンまでということになるので、注意すること。

   (どうやら、最新のアップデートまでは対応していないらしい。)

    2006.08.21時点では、CentOS 3.6/CentOS 4.2までである。

     →RHEL3ならU6、RHEL4ならU2までの対応ということ。


  (4)インストール時のポイント

    ・linux dd か linux text ddでインストールすること。

    →ドライバディスクは(2)で作ったディスクを読み込ませる。

    ・NICのドライバ組み込みに開発環境およびカーネル開発環境が

    必要になるので、インストール時に組み込んでおくと便利。

    ・ServerCDを使わない方がよいと思う。

     (開発環境が組み込まれない。)



ドライバの組み込み方などは、気が向いたら追記します。