先日、すったもんだがありながらも家族一同で揚州と南京に旅行に行ってきました。

揚州も南京も歴史的意義の深い、訪れる価値のある場所がたくさんありました。

 

今日から数回に分けて旅の記録を残したいと思います。

揚州の概要

江蘇省中央部にある人口500万人の都市で、起源は紀元前486年に遡り、2015年に建城2500年を迎えた歴史ある観光地です。日本の奈良市と国際友好都市提携を結んでいます。

揚州のオススメ観光地

痩西湖、個園、何園、大明寺など。

我が家の今回の目的はこれらの観光地巡りと「早茶」(午前中に食べる飲茶)で有名なお店で食事をすることでしたが、初日にアクシデントがあり、痩西湖、個園、何園には行けませんでした。

ま、でも早茶で有名な「冶春茶社」には行けたのでとりあえず良しとしよう。鑑真さまにも会えたしね!

早茶とは

上にもカッコ書きしましたが、午前中に食べる飲茶のことを早茶(zǎochá/ツァオ3チャー2)といい、江蘇省一帯で食べられる蘇式早茶と広東や香港一帯で食べられる粤式早茶があります。

 ※日本語の「飲茶」は普通、粤式早茶のことを指しています。

 

ちなみに大陸では飲茶のことを“饮茶”とは言いません。時間に応じて早茶や下午茶と言いますのでご注意下さいね。

揚州に立ち寄ったら絶対行きたい!早茶の人気店「冶春茶社」

私たちが行ったのは西園ホテルの目の前にある、市内で一番おいしいと言われている(旦那談)こちらのお店です。

冶春茶社(御马头店) http://www.dianping.com/shop/58682626

 

早朝に行かないと激混みとのクチコミを読んだ旦那が、このお店の席をGetするためにわざわざ近くの西園ホテルに部屋を取ったという気合の入れようでした。

 

ただこの日は平日&春節前のオフシーズンだったこともあり、私たちが行った8時ちょい前はまだこんなに席が。気合がちょっと空振りしちゃいました。

帰る頃には結構埋まってましたが、それでも我が家のような気合の入れ方でなくても大丈夫そうです。

 

揚州の早茶は有名なので、ツアーに組み込まれていることも多いそう。

 

店の敷地内にある建物の多くは団体客向けで、個人客はこの「散客区」という場所で食べられます。

↑お食事エリアから望めるこんな景色もステキ

さくらイチオシ!今まで食べた中で一番おいしかった湯包

この日我が家が注文したのはこんなラインナップ↑

 

この中でも私のイチオシは蟹黄湯包(シエホヮンタンパオ)です。

 

せっかくのお汁が台無しになっちゃうので断面は撮りませんでしたが、あんなに透き通ったスープで臭みのない湯包を食べたのは初めて!

 

上海の豫園のなんか比べ物にならないくらいむっちゃおいしかったです。

 

味をしめた下の子が期待して別のお店でも湯包を注文したのですが、お肉の臭みにヤられて撃沈(そしてその後処理はワタクシに回ってくる・泣)。

 

あの湯包の味は今でも忘れられません。

また食べたい。

その他には揚州の小吃と言ったら欠かせない烫干丝(シート状に圧縮された豆腐を細切りにし、お湯にくぐらせて火を通した後に調味料で和えた揚州名物)やこのお店の人気商品三丁包もおいしかったです。

 

外地で外食すると味が濃すぎることが多いのですが、揚州のお料理はどれもやさしい味付けで食べやすかったです。

 

朝だったから注文しなかったけど揚州炒飯もありますのでブランチでの利用もオススメ。

 

日本人が好きな味のお料理がたくさんありますよ。

 

食後の散策に

このお店、敷地が大きくて食後にお散歩できます。

朝からたらふく食べてお腹がパンパンだったので付近を少し散策することに。

途中、お店の人たちが野菜まんや肉まんを包む姿をじっと観察。

子どもはこういうの見るの好きですよね。私も好きです。

中国のホテルは12時チェックアウトのところがほとんどなので、朝ゆっくりできるのが助かります。

 

荷物の支度をして、揚州の第二の目的地に向かいました。

 

―続く―