…と言ってしまうと、なんて親だ!と思われるかも知れませんが、
今まで上の子、下の子共に、単独で私の実家に
「強制留学」させたことがあります。
これは決して子供をバイリンガルにするためではなく、
義両親の病気、ケガで子供の面倒を見てくれる人がいなくなって
仕方なくなのですが―
結果から言うと、2人共日本語も中国語も上手に話せています。
ウチは家庭内言語が中国語、
しかも私が普段仕事で家にいないので、
日本語に触れる時間が圧倒的に少ないんです。
お友達の日中ハーフの子達を見ると、
家庭内言語が日本語のお家の子の方が、
ウチの子たちよりも日本語が断然上手。
やはり言葉は触れ続けていないとダメなんですね。
昔通ってた通訳学校の先生が言っていました。
40歳近くになって語学力を伸ばそうと思っても難しい、
今ある力を如何に維持するか、維持する為に勉強を続けるのだと。
この言葉はすごくショックだったな~。
だってもうこれ以上上手にはならないのよ!
と言われているようなものだもの。
でも先生の経験を交えた率直な言葉だと思いました。
であれば、スポンジのように吸収する子供のうちに
なるべく自然にバイリンガルになって欲しい。
でもただバイリンガルになるのではなく、
その力をどういうふうに生かしたいかも大事。
例えば通訳になりたいなら、両方の言語を系統的に勉強して、
どちらも読・書・聞・話ができないと仕事にならないし、
ただ2ヵ国語が話せるだけでいいのなら、
特に言語学習に傾注させる必要もなく、
他に興味のある方向の勉強、経験をさせればいい。
ただ、母国語としてどちらかの言語を確立させることが
前提だと思ってます。