NHK BS アナザーストーリー「ロマンポルノという闘い 日活・どん底からの挑戦」を観て。 | また上海勤務の上海十月日記

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7年ぶりに上海にまた勤務となる上海十月です。映画中心のブログになります。

NHKらしからぬ番組が放送された。その前に「バラ色ダンディ」で村西とおる節がさく裂するのを観て笑いまくって、チャンネル替えてたら本番組に遭遇。全録できているので終わり次第すぐに再生。村西とおる以前のポルノ映画の話をNHKが真面目に取り上げる。映画ファンは、よく知るこの事実をわかりやすく説明している。意外に濡れ場をそのまま流している。白川和子と田中真理のインタビューは、出色。特に田中真理は、裁判を恨んでいるかの問いに、口を濁した感じがあった。反体制の新たなはけ口であったというのは、理解できる。我々の世代には、アイドル化したロマンポルノが全盛で、その後急速にAVに浸食され消えていった。日本映画のあだ花、マカロニウェスタンみたいなジャンル。「(秘)色情めす市場」を本編(衛星映画劇場)とダイジェストを偶然連続してみるとは思わなかった。昨年、知り合った日活撮影所の所長も本当にロマンポルノは、儲かったというのは、グラフを観てよくわかった。でも、その収益を有意義に使えなかった日活。そして中田監督のその後は、ロマンポルノに似ていると自身が言うホラーへと転換し世界にはばたく。そして今年は、リブート作品が公開される。新たなムーブメントになるか?期待したいですね。