あらすじ
チャイナ版《ドラゴン桜》です。
感想
ドラゴン桜も見てましたけど「あっちはまだ漫画感があったなー」と鸣龙少年を見て思いました。
《鸣龙少年》は漫画というよりドラマ感が強いから、キャラの環境がよりリアルに中国の現状を反映していて見ていていたたまれなくなるんです。
私たちは、必ず誰かの子どもであり、親であることもあるでしょう。どの立場だとしても受験を経験されている方も多いことと思います。
そして、受験って決してそこが終点ではないけれど、やはり人生を自力で変えられるターニングポイントになる人も多いと思うので、どうしても思い入れちゃうのよね〜。
天才と言える才能があるのに家庭環境で未来に一筋の光も見ることができないとか、親の干渉が凄すぎて自己表現ができず心が混乱してしまうとか
これは、高考が一生を決めるというムーブのある中国では実際特に強く存在する問題なのかもしれません。
とにかく、中国に限ったことではなく、どの国でも能力のある受験生が、埋もれることのない在り様であるといいなと思ったわけでございます。
ちょうど日本では受験のシーズン、今日なんて関東も雪積もってましたし
勉強だけでなく体調管理まで気が休まらない日々かと思いますが、受験生も受験生の家族も頑張れ!です。
で、まぁ、ドラマの中身は非現実的ではあります。「高考はそんなに甘くないぞ!」って声は当然聞こえてきそうではある内容でしたが
若い子の成長モノは好きなので、気持ちとしては応援したし、それぞれの高考が結果を残せばホッとしました。
主演の若者3人だけメモしておきましょうか。
経済的な理由から進学を諦めている李然に王锵。癖のある尖った感じは結構好みなので、今後も注目します。
ウザくてヤバめの義父を持つ数学の天才程雨杉に徐若晗。私が言うのもなんですけど、演技が良い方向にちょっと変わってきてますよね。
あと星汉灿烂で凌不疑の御付きの役でも出ていた张琛。おどおどしてて、親に抑圧されている全然イケてない少年兎洋役だったんですけど
ご本人はめちゃくちゃスタイル良くて(181cmってあるけどもっとありそうだよね)、味のあるイケメンなので一応この画像載っけておきます。演技もいいですよね。
で、ですよ
最後のアレなんでしょうね?高考から10年だか12年だか経った十一班メンバーが勢揃いするんですけど、なくて良かったですね。完全に蛇足。
あんな中途半端な未来ならない方が希望だけが残って良かった気がします。
褒めてるんだか、けなしているんだか分からない記事になりましたけど
青少年の成長モノが好きで、(キャリアの長さは別にして)若い俳優さんたちの初々しさや、张若昀の「骨格って大事だよなぁ」と改めて認識する素敵さを堪能したい方、《鸣龙少年》良かったらご覧くださいませ。