クライムものです。ネタバレはしていないつもりですが以下立ち入りご注意ください!!
監督、脚本共に王铮で全12話。
物語の始まりは…
時は明朝万历三十七年のこと。江南蠹县で小铺快(犯罪捜査官)の曲三更(白宇帆)
の师父の冷铺快が変死し、その死を始まりとして、連続変死殺人事件が起こり始めるが、被害者には全く関連性がなく、捜査は難航する。
決して清い官僚ではなかった师父ではあったけれど、それでも自分を引き立て育ててくれたと感じている曲三更は
曰く付きの蠹县典史(县级の公安局長)で、実力者だが変わり者と評判で何を考えているのか分からない宋辰(宁理)とやり取りしながら
友人&冷铺快の娘と共に
少しずつ真相に近づいていく。
すると20年前に起こり、すでに解決したと思われていた陆家の火事が浮かび上がってくる。
果たして、連続事件の犯人は?そして20年前の事件の真相と今回の事件の関わりとは?
感想
世間の高評価とは反しますけど、私はそこまでハマらなかったドラマ。といっても、決してつまらないわけではなく
最後に真犯人に辿り着く過程や、20年前の事件の経緯やそれに関わる人間模様にあまり感情移入できなかったということだと思います。
年末も近づき気持ちもバタついていたりして、軽いものや笑えるものの方が気分的にありがたいという、ワタクシ自身の現在の環境にも左右されてます。
このドラマは時系列が行ったり来たりしますので、その変化に対応が必要なのと、謎解きそのものというより
事件の発生や結末に至る人間模様や心理を楽しむ
ドラマでもあると思うのです。犯人が罪を犯すに至った過程を見るドラマというか。
これはあの名作と言われている《隐秘的角落・バッドキッズ》の感触とも通じるものがありそう。←あくまで個人的な感想です!
「いいドラマなのはしみじみ分かる!分かるんだがハマれない…」ってやつ。私のような単純で人の心の機微を深く掘り下げられないタイプには複雑すぎるのかもね。
最後に曲三更が犯人を知る過程も「えっ、そんな知り方なん⁈いやまぁ、そこまで辿り着く過程が大事だし、これ時代劇だしな…」と思ってみたり。
共感できた部分は、女主の向涵之が男装して「これなら私が女だって分からないでしょ!」と意気揚々としていたら
それを見ていた男主ら3人が
「どこからどう見ても女でしょ」「仮に見た目はいいとしても、その声どう聞いても男じゃない」と口々に言うのを聞いて
それな
と思ったのはワタクシ1人ではなかったでしょう…ありがとう、そこ突っ込んでくれて。
ってことで、これ、俳優さんの重厚さや演技はめちゃくちゃ楽しめると思いますし、ハマる人には展開も気になってワクワクみられるんじゃないかな〜って心から思います。
物語の展開に直結するので、俳優さんのご紹介もあまりできないドラマなのでこの辺りで終わります。
日本に来るならwowowさん辺りですかね。ちょっと玄人向けだと感じた《繁城之下》機会がございましたら是非ご覧くださいませ〜。