監督は刘俊杰で脚本が周涌の全36話。原作はtwentineの《打火机与公主裙》
監督の刘俊杰が撮っている《何以笙箫默》ネタなども投入されていますね。杉杉の宝石店買い取って(違)開いた法律事務所も移転して大きくなったのね〜。
このドラマは恋愛ドラマですので、ざっとラストまでのあらすじに触れています。以下立ち入りご注意ください。
登場人物&あらすじ
したいがままに振る舞う天才プログラマーの李峋(陈飞宇)は
同級生で、見た目は可憐でも強い意志とど根性の持ち主である朱韵(张婧仪)や
能力はそれなりに高いのに、李峋のクラスメイトであるがために常に劣等感にさらされている高见鸿(赵志伟)らと共に学生主体の大学発ベンチャーを立ち上げる。
その後朱韵の母親からの強い反対を受けながらも
気持ちを通わせ付き合い出す李峋と朱韵。
大学卒業後は本格的に法人「L&P」を設立してやっていこうと決めた矢先、李峋は姉の死に間接的に関わった方志靖に暴行を加え投獄されてしまう。
3年後に出所はできたが現実の厳しさに直面する李峋と
その困難を共に乗り越えようと寄り添い、決して李峋を見離さなかった朱韵の2人は
自分たちの会社L&Pを取り戻すべく奮闘し始める。
感想
このドラマは美男美女の青春恋愛ドラマがお好きな方には、画面を眺めるだけでも幸せになれそうですが
ちょっと重め、切なさ多めの青春恋愛ドラマが今の気分と違う方には面白いと思える要素がかなり少ない作品だと思います。で、ワタクシは後者のタイプ。
第一話で男主の李峋が刑務所から出所して、たまたま帰国していた女主の朱韵と偶然再会するので
「愛し合っていた2人が男主が何か罪を犯したせいで別れ、この再会がきっかけでよりを戻し、男主の抱えている屈託を2人で乗り越えて人生を再構築していく話なんだろうな〜」
ってのはだいたい想像がつく少女漫画ストーリー。
キャラ設定もストーリーも全然違うけど始終ヤンキー漫画の《ホットロード》春山が頭に浮かんで離れなかったわ。←共通点金髪しかない⁈
この茶髪の陈飞宇が可愛すぎたので2倍速でとりあえず全表情を確認。
あとこの男女主のcp感の高さも良き♡
残り3分の1は話としてはリベンジになっていくので盛り上がるべきところなんだけど
この髪型の陈飞宇にさっぱりはまれず、ここまでせっかく見たのだからとまた2倍速。結局全36話ずーっと倍速で完走。
だから今日はちゃんと細部まで見てない視聴者の適当過ぎる感想です。
終盤の反撃ストーリーもですね
L&Pを乗っ取ったはずの高见鸿と方志靖の2人は半分自滅の形であっけなく終了だったので、やはりこのドラマはどんなことがあってもお互いを信じ合い支え合った男女主の絆を描いた
LOVE ♡ STORYという要素が9割で構成されていたと言えるでしょう。残り1割が李峋の心の成長物語かな。
年々ホルモンの減少を感じずにはいられないワタクシ、ときめきのハードルがすっごい上がってて
この見目麗しい2人がくすぐりあったりなんかして、大学生っぽいエロ感出してても全然ときめかなくて「BBA残念!」だったんですけど
それでも陈飞宇のこの造形には目を惹きつけられたし、陈飞宇の美しさを心底味わうことができるドラマではありました。
で
ワタクシが個人的に思う陈飞宇の特徴は、アウトローを演じていても決して失うことのない品の良さと透明感。
少女漫画チックなのよね。存在感とか佇まいがさ。世界観に馴染めずに早々にリタイアした《将夜》でも役柄的にボロボロの衣装だったのに、やけに透明感のあるキラキラ✨した子だなぁという印象を持ったのは鮮明に覚えてます。
陈飞宇から自然と匂い立つ気質と、分かりづらい繊細な優しさと自分が認めたものには一途で純粋な思いを持つ男李峋はドンピシャだったのではないでしょうか。
とにかく圧倒的に男女主が輝いていて、このドラマは恋愛ドラマとしては正しい位置にあるのは間違いなく
これに1mmも感動できなかったのは視聴している私自身のホルモン不足なのかもね、と振り返らずにはいられないドラマ。
長さ以外のハマらなかった原因の1つ、ちょっと引っかかる点もあって(見た方にすらこの気持ち伝わらないかもしれないけど書くわ…)
それが、李峋に対するコンプレックスからラストは身を滅ぼす高见鸿の扱い。この人が最終的には1番の悪役になるわけですが
ワタクシ、彼の心境分からなくもないんですよね〜。特に留学できなくなったあの下りは完全に李峋の驕りが元になっている気もしますし。
若気の至りとか、高见鸿のことを思ってした行動が裏目に出たとかでは済まない、納得できない打撃だったと思うのよ。
自分のことを都合の良い道具として扱ってくる李峋から離れ、やっと自分の世界へ飛び立てると希望に胸膨らませていたんだろうし。
だからって何をしてもいいって事ではないし、他社のゲームとかパクってた高见鸿の行動を肯定はしないけどさ。結局のところ実力では李峋より劣っているし。
ただ、弁護士やアイドルバンドで世界線がずれた同級生と違って、常に同じ世界で圧のかかっていた高见鸿は李峋から逃げて別世界へ旅立つことができずちょっと気の毒な気がします。
そもそもL&Pだって、李峋としては信頼や罪滅ぼしの気持ちもあったとは思うけど、結局のところ会社を守るために押し付けられたようにも思えるし。
他に気になったのは、朱韵の幼馴染で画家の田修竹に马可。「えっ、こんな青春ドラマに若者役で⁈」って思ったけど
1990年生まれの90后なんですね。まだ30ちょい過ぎとお若かった。いや、見た目もお若いんだけどね。ソーリー💦
本人も納得の上とはいえ、結局便利な存在になっちゃってた田修竹。私なら(聞かれてないぞ!)田修竹を選ぶけどな。
さて、ドラマそのものの話はこのくらいにして。途中で誰が作っていたか忘れたけど「老干妈火龙果」を作ったのか作るだとかの話が出ていた記憶あるんだけど
老干妈って
こういった、辛い調味料でご存知の方も多いかもしれません。我が家もいつも常備しているわけではないけど、夏はきゅうりの凉拌とか作る時に重宝している調味料。
↑私はこのピーナッツが入ったものしか使ったことないけど、他にもいろいろな種類があります
で火龙果とは
ドラゴンフルーツのこと。百度で《老干妈火龙果》でしらべたら、老干妈炒火龙果とか出てきて意外と美味しいとある。(ホントかよ⁈)
味が全く想像できない、ドラマに出てきたちょっと気になる料理をメモして《点燃我,温暖你》を終わりたいと思います。