監督が张睿と俞波、脚本が周涌、刘雨畅、隋铮で全40話。原作は笙离の《ICU48小时》


 登場人物


スイスで医師として働いていた肖砚(杨幂)は


国境なき医師団として活動中に

結婚の約束までした恋人を亡くしてしまい、失意の中、恋人の故郷上海に戻り桐山医院の救急外来で仕事をすることを決め帰国する。


出勤初日に、街で倒れた人の治療について争ったのが

同じ病院の医師白术(白宇)


優秀な心臓外科医だったのに、救急外来に行かされて不貞腐れている白术と肖砚は反目し合いながらも徐々にお互いの医療への向き合い方を理解し尊重し合うようになる。


そんな2人が所属する救急外来と

そのスタッフたちの奮闘物語。


 感想


病院が舞台、とくりゃテーマで外せないのは「命とは」「人とは」ですよね。


まぁ、たいていそんなテーマで40話展開されてます。医術的なものは普通の医療ドラマ並みって感じです。どっちかっていうと命に関わる人情的なものがメイン。


むかーし「ER緊急救命室」とか、「グレイズアナトミー」だとかを見ていた方からすると、シーンの緊迫感とか、医師たちの私生活とかの深みは物足りないかもしれません。


それでも、普遍的テーマを扱っている救急医療ドラマの楽しさはあるし、各々が感じ考えさせられる興味深い事例がたくさんあったと思います。


最後は駆け足で詰め込み盛り上げ、さらっと終わらせるやっつけ感がなきにもあらずでしたが



2019年から撮影始めて、コロナで撮影が困難になっても2021年までかけて撮影を終わらせて放送まで持ってきてくれたという、関係者の苦心も見えるため、作品が仕上がったことだけでもめっけもんですね。


ところで、皆さまは注射や採血の時、注射針が刺さるところを見るタイプ?それとも見ないタイプ?


ワタクシは絶対に見ます。見ないといつ来られるか分からないから逆に不安すぎる…見ないでいられる方、ほんとすごいです。


最後に、「どんなに実力があってもこの人だけには当たりたくない」という医師キャラがお一人いたので記録。


己基準の正義感と道徳で患者とその家族を縛りつける医師唐画(姜瑞佳)

同僚医師に対しても尊敬の念のかけらもなく、自分が常に正しいという自信過剰タイプ。患者もその家族も同僚医師もけちょんけちょん。あなた何様⁈


そんな医師がいても別にいいけど、個人的にはいけ好かない。

もっとドラマ内で鼻がへし折られれば良かったのにと意地悪なことを考えちゃう。


↑中国と日本では保険制度も違うので、治療費負担額も人によっては10割。日本よりもっと、気持ちはあれど出来ること出来ないことがあるのです…


陈秩もたいがい変なキャラだったけど、唐画のどこがそんなに良くて好きになったのかな〜?


唐画のモデルになった医師でもいるのか、なぜか彼女だけが突出して「⁈」の《谢谢你医生》だったのでした。