インフルエンザの流行の出足が早い上海です。
今のところ、大流行にはなっていませんが、小さい流行が引き続き発生しています。
当クリニックにも、このところ毎日のようにインフルエンザの患者さんがみえます。ほとんどがA型インフルエンザです。
インフルエンザ患者さんでよく見られるのは、急な発熱と関節または筋肉痛。発熱をくりかえす患者さんが多いようです。咳は多くないことが珍しくありません。
このイラストは日本臨床検査薬協会のサイトから引用。このサイトにはインフルエンザ検査キットの検出原理などがわかりやすく載っています。
現在、日本でもインフルエンザ注意報が出た地域があります。
以下は2016年11月2日の琉球新報のサイトから引用。
沖縄県全域にインフルエンザ注意報 異例の早さ 早めワクチン接種を!
今年は、すでに9月からインフルエンザの流行があり、中でも沖縄県の患者数が全国で最も多いことが報告されました。さらに10月27日には、沖縄県全域にインフルエンザ注意報が発令されました。昨冬のインフルエンザ注意報発令が1月20日であったことと考え合わせると、これは異例の事態と言えます。
昨年は、暖冬のため、年末までインフルエンザ患者数が増加せず、今年とは対照的な状況でした。現在のインフルエンザ患者数は、散発的な小流行にとどまってはいますが、これから気温が低下するにつれ、大流行の恐れがでてくるものと考えます。(以下略)
予防が一番です。人込みを避けて、十分な休養をとりましょう。
できればワクチンを早めに受けてください。
もしもインフルエンザにかかったときには、水分をとってよく休みましょう。熱が下がってもウイルスはまだ体から出ています。無理に出勤・登校するとウイルスを広げることになります。原則として解熱後2日間はお休みしましょう。