1996年の映画「インデペンデンス・デイ」の続編、「インデペンデンス・デイ・リサージェンス( Independence Day: Resurgence)」を観ました。中国でのタイトルは「独立日:卷土重来」です。前作からもう20年経っているのですね。エイリアンが地球に攻めてくるというストーリーは前回と同じです。

 

ポスター画像はこちらから引用。

 

<タイトルについて>
タイトルが「インデペンデンス・デイ」ではなく、「インデペンデンス・デイ:リサージェンス(意味は復活、再起)という大げさなタイトルになってます。それもそのはず、今回も地球はかなりやばかった。強力なエイリアンに地球のコア(マントル)をすっかり抜かれる寸前までいきましたから。
 

<全体に中国を意識したつくり>
あのアンジェラベイビー(杨颖、上海出身ですね。)がパイロット役で出てます。しかも劇中で中国語を喋ったりする。劇中では月面基地のジャン司令官は彼女のおじさんという設定。


アンジェラ・ベービーのパイロット姿。ヘルメットの中国国旗が目にしみる。このポスター画像はこちらから引用。

 

さらに月で飲まれている牛乳が蒙牛ブランド。プロダクト・プレイスメントという広告手法ですね。細かいところまで中国に気を使っている。

映画の1シーン。なんだか見慣れた牛乳だよ。上はweiboの写真から。

 

月面基地にいる主人公ジェイク(リアム・ヘムズワース、ハンガー・ゲームに出てたイケメン)が地球の恋人と通信するのに使っているがQQというのも口あんぐりです。

 

実際のところ、この映画の興行成績は北米に次いで第2位が中国です。下記は国別興行成績のグラフ。そういう意味では巨大な収益が望める中国マーケットを意識した映画作りは今後も多くなるのでしょうね。ただ、今回はやり過ぎではないでしょうかね。

Box Office Mojoのデータから当方で作成。2016年10月5日アクセス時点での数値。

 

 

<ところで、ウイル・スミスは出てなかった>
前作でエイリアンをやっつける重要な役どころ(ヒラー大尉)を演じたウイル・スミスは今作には出てません。なんでもこの20年間の間に事故死した設定になってるとか(汗)。実際はギャラの問題だったともいわれますが本当のところはわかりません。残念ね。

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