世界保健機構の都市汚染ランキング2016年版が先週発表されました。
こちらのリンク★から閲覧できます(英文)。
これは世界の2973都市の大気汚染を、年平均PM10値と年平均PM2.5値(測定されたのが片方の場合は換算する)の最新値で評価したものです。
サマリーの中で、人口1,400万人以上の巨大都市の汚染度ランキングがありました。下記いグラフを占めします。東京は約1,300万の人口ですから、このランキングの対象外ですが、参考までに当方で追加しました。
上記資料から当方で作成(原図は英文)。東京は対象外であるが当方で追加しました。なお、人口が1,400万人より少なくて上の都市よりも汚染がひどい地域はまだたくさんあります。
予想通りの北京(6位)、上海(7位)のワースト入りですが、インドの大都市(デリー、カルカッタ、ムンバイ)はかなり問題ですね。
昨年12月のデリーの写真。中国顔負け(それ以上)の曇り具合。毎日新聞サイトから引用。(R)ロイター/Anindito Mukherjee。
デリーには以前3回旅行したことがありますが、季節が良かったのか滞在時にはさほど空気が悪いと思いませんでした。今は相当大気汚染が進んでいるのでしょう。ただし報道では、マイカー制限などの施策で、これでもこの数年は以前よりも改善傾向にあるらしいです。
環境汚染は特定の地域だけの問題におさまりません。地球全体に影響があります。世界の空気がきれいになっていくように努力したいものです。
上海市ももっとがんばってください。