オーストラリアではたばこの値段がとんでもなく高くなるようです。以下は時事通信のニュースサイトから。

 

> たばこ1箱3200円に=豪が増税、愛煙家は悲鳴/時事通信 5月4日(水)16時5分配信
> 【シドニー時事】オーストラリア政府は3日発表した新年度予算案に、2017年から4年間、毎年12.5%ずつ税率を上げる大幅なたばこ増税を盛り込んだ。

> 25本入りの1箱が25豪ドル(約2000円)と、今でも世界屈指の高さだが、20年には40豪ドル(約3200円)になる。愛煙家からは悲鳴が上がっている。

> ターンブル首相は「税収増だけでなく、国民を喫煙から遠ざけるのも狙いだ」と説明した。

> 1995年には1箱5豪ドルで、喫煙率は25%。その後の度重なる増税に加え、2012年には健康被害を警告する写真を箱に大きく表示させる規制を世界に先駆けて導入した効果もあり、現在では喫煙率は13%前後まで低下した。豪メディアによると、国民は総じて今回の増税に好意的だが、一部では「喫煙者いじめ」との声も。たばこ会社は「(政府は)増税反対との過去の方針に矛盾しており、怒りを覚える」と反発した。

 

オーストラリアはもともとたばこの価格が高い。下記は世界のマルボロ1箱の値段比較。2015年の参考値です。日本も中国(上海)も世界の中では安い方です[追記あり]。

グラフはこちらのサイトのデータを当方で編集。2015年の記事です。その後の値上げや為替変動は考慮していないのであくまで参考値です。

 

ちなみにオーストラリアは法律で定められたタバコパッケージの警告写真も怖い。

 

左から喫煙による足の壊死、肺がん患者、喫煙者から生まれた病気の乳児。写真は世界保健機構のHPから引用。このような結構こわい警告写真を採用している国はいまでは珍しくありません。

 

日本ではたばこパッケージに警告文はありますが、こわい写真はまだ使われていないですね。実はこれは世界の流れに遅れています。

 

また、中国でも今年3月に、上層部の人が「このような(おどろおどろしい)写真警告は中国の文化に適合しないので実行しない」と明言したようです。(ニュースソースはこちら★

 

健康を考えると、喫煙率は少なくするのが望ましいですが、国によって対策の姿勢や方法はいろいろですね。

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[追記]中国人スタッフに聞くと、いま上海では1箱50元(約820日本円)程度のたばこが主流でないかとのこと。ただし安いたばこは10元(約160円)でも手に入るし、特殊な高級たばこは300元(約4900円)するとのこと。一方、日本ではメビウス(マイルドセブン)が440円(約27元)、エコーが280円(約18元)です。