先日の前田健さんの急逝には少なからずショックを受けました。まだ44歳の若さです。残念なことです。
お亡くなりになる前のツイッターでは「人はさ、近くの小さな夢と、遠くの大きな夢があったほうがいいね。」とつぶやかれたそうですね。
遠いところに急に旅立たれてしまったのですが、なにか感じるものががあったのでしょうか。
前田さんのご冥福をお祈りします。
前田健さんの小説。幻冬舎2009年。表紙はアマゾンから。
詳しいことはわかりませんが、報道で知る限りでは、前田さんはもともと不整脈があり、それによる急死だったようです。
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急死(突然死)は決して珍しいものではありません。上海でも急に亡くなられる方が時々おります。
2008年から2013年に在上海日本総領事館管内で死亡した日本人は247人(男性202名、女性45名)で、うち86人(35%)が突然死で、突然死の7割は明確な原因が不明です。しかし多くは心疾患、脳血管障害で、一部は飲酒の事故でないかと思われます(高次医務官のご発表データから)。
死亡された247人の方の中にはもともと心疾患や脳血管障害をお持ちだった方もおります(原因が明確な場合突然死には分類されませんが、急死は起こりえます)。全体でみると、死亡された方の約半分は心疾患や脳血管障害によるものとみていいようです。
もともと持病のあるかたは、海外でもしっかり治療を続けていただきたいものです。また血圧やコレステロールが高めのかたは健診受診などを含め、体調管理にご留意ください。また、ついつい過重な労働にならないよう、適切な休息をとってください。
邦人の方々が健康でありますように。