中国で黄熱病なんて発生するのか、と驚くニュースが飛び込んできました。中国で感染したのではなく、アフリカで蚊に刺された人でした。3月13日の発表原文はこちら

(以下要約)

> 浙江省の32歳男性が黄熱病と診断されました。この人はアンゴラの首都、ルアンダで仕事をしていました。ルアンダは黄熱病の発生している地域です。

> この患者さんは3月8日にルアンダで発熱(最高39.3℃)があり、9日に飛行機でドバイを経由して、3月10日早朝北京に到着し、直ちに医療機関を受診しました。

> この患者さんは3月11日、遺伝子検査により初の輸入性黄熱病と診断されました。現在、患者は肝機能、腎機能が悪化し、比較的重い状態で治療中とのことです。

黄熱病はジカ熱、日本脳炎、デング熱などと同様に、(主にネッタイシマカ)に刺されることでかかる感染症です。アフリカとラテンアメリカで流行がみられます。

 

下記は行くならワクチンをした方がいい国。こちらから引用。

 

この病気では発熱、寒気、頭痛、筋肉痛、吐き気などの症状が出ます。黄熱というのは黄疸を起こす患者さんが多いからです。比較的致死率が高い(30~50%)病気です。幸い、有効なワクチンが存在します。人から直接は感染しませんが、蚊を介して人から人に感染が広がります


この患者さんがワクチンをしていたかはわかりません。なお、中国を含む、ワクチン推奨地域以外ではワクチンを受ける必要性はないといわれています。

 

黄熱病ワクチンをするとイエローカードがもらえます。自分でも以前黄熱病ワクチンを受けてこのカードを持ってたけど、どこにしまったかな?

これはみあたらない自分のカードでなくこちらから引用。

 

アンゴラは内戦終結後、経済発展が急速で、中国資本も相当流入しています。この患者さんもその関連で現地で仕事をしていたのでしょう。アンゴラは世界一物価が高いそうですね(パン1斤=3,000円!

 

蚊による感染拡大が拡がらないことを祈ります。今は季節がら大丈夫ですね。現地に行く中国の人たち(日本人ももちろん)、ちゃんとワクチンしてねキョロキョロ

 

 

黄熱病にはかすみますが、ジカ熱、中国での13例目がでています。

 

患者さんはベネズエラに住む19歳男性。2月29日に香港に到着して、すぐに深圳灣管制站を経由して恩平市、江門市などを旅行したそうです。

 

発熱はなかったそうですが、3月9日に発疹があり、ジカ熱と診断され現在隔離されているそうで、病状は安定しているそうです。

 

感染症から目が離せないこの頃です。

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