たまに聞きたくなる古いピアノトリオアルバム。
画像はamazonから。
テテ・モントリューTete Montoliuはスペイン出身のピアニスト。1997年に64歳で亡くなってます。彼は肺がんだったそうです。
この人、生まれながら目が不自由なのすが、そんなことは微塵も感じさせない演奏です。タッチが強いし、どんな速いフレーズでも淀みがない。
1曲目のBlues For Nuriaが彼のオリジナルです、ちょっとモンク風で自分には辛いのですが、あとの曲はいい。
Tranquillogyは非常に詩的でこのアルバムでは少しテイストが違います。ベースのPeter Trunkが作ったのですが、この人はドイツ人ですから生真面目さがでたみたいです。
ところでtranquillogyって単語の意味は何でしょうね。tranquilityが平穏ということなので平穏学とでもいうのかしら。
なんといってもAlone TogetherからSpeak Lowへのスタンダードナンバーの2連発がうれしい。
丁寧な中に芯のある演奏を聞くと元気になります。