ラーメンは
鶏ガラ豚がら
そして人柄、
と背中に書かれたおそろいのTシャツを着て、店員さんが働いています。
カタカナの「ガラ」とひらがなの「がら」の使い分けの意味はわかりませんが。

仙霞路沿いの大勝軒に行ってきました。

まずは鉄板焼き餃子。8個で25元。薄皮でパリッとしていて、日本風で大変良い。日本料理店ではこのパリパリが食べたいです!



次に牛もつ野菜炒め、45元。普通かな。春節で野菜が足りないのか、もやしばっかりですよ~



いよいよ中華そば。38元。大勝軒といえば看板はつけ麺(もりそば)でしょうが、ここはあえて普通のラーメンスタイルにしました、



もちもち中太麺がこの店の特徴でしょうか。自己主張のある麺でいいですね。どこで作っているのかしら。スープもあっさりでいい感じ。豚ガラ+鳥ガラ+魚介で作っているのでしょう。

自分としてはこのスープなら麺はもっと細いほうが合う気がする。やはりつけ麺用の製麺法なのでしょうか。

チャーシューはトロトロ煮込み系が最近の主流のところ、うまく噛む感触を残していて上手に作ってます。横にはなると君がいますね、お久しぶり。

お店の正式な名前は「孤珀大勝軒上海支店」というらしい。東池袋と関係ないのか!と突っ込みたくなりますが、店内には故・山岸一雄さんの映画ポスターが貼られたりしていて、リスペクトが感じられます。

こってり系が多い日式ラーメン店の中で、自分のスタイルでがんばってますね。

また行く度★★★☆☆
長寧区仙霞路460号

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<付記>
店員さんのTシャツの「ラーメンは鶏ガラ豚がらそして人柄」は、故・武内伸さんの言葉らしいです。武内さんは日本ラーメン協会の副理事長をされていた方で、「ラーメン王」として有名な方でした(逝去に際しての日本ラーメン協会のプレスリリース)。
この言葉は山岸一雄さんも自著「東池袋大勝軒 心の味」の中(78ページ)で使っています。ただ残念なことに、武内さんの言葉とは書いてなくて「笑い話」と表現されている。手持ちの本から下記に引用します。

> 笑い話に「ラーメンの味は豚ガラ、鶏ガラ、人ガラで決まる」というのがある。
> 笑い話だが、的を射ている。

今となっては本当に言い始めた人が誰かはわからないのかもしれません。