今朝(12月21日)の上海の空気はよくなかったですね。朝はAQI=212でした。
空気の質をAQI, air quality indexで表現しますが、この意味について再確認をしましょう。
AQI≠PM2.5の濃度(μg/立方メートル)
と、これらは等しくないのです。
AQIは単位のない数(指数)で、PM10、PM2.5、一酸化炭素、二酸化硫黄、オゾン、二酸化窒素の6種類の要素について、それぞれの濃度(単位がある数字)から所定の計算式により、各要素の6種類のAQI(単位のない数字)を算出します。
そして6つのAQI のうち、最大のものをその空気のAQI(つまり代表値)とします。
下記のAQIをみてください。
本日(12月21日)の北京近郊にある廊坊(ランファン)市の早朝のデータです。
なんとAQI=569もあります!
PM2.5でなく、2段目(矢印)のPM10のAQIが代表値になっていますね。
一般にAQIはPM2.5のものが最大のことが多いのですが、PM10やオゾンのAQIが最大のことがあります。上海も多くの場合、PM2.5のAQIが最大値ですが、ときどきオゾンのAQIが最大の場合があります。
ではAQIは各要素の濃度からどう計算するか、次回アップします。

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