中秋節に国慶節。 国を挙げての祝日に私もちゃっかり便乗して10日間も休んでしまった。


溜まりに溜まった仕事の量は半端なく、折角はじめたばかりのブログも

開始早々すっかり忘れてしまうほどの忙しさだ。


さてさて久方ぶりの上海レストラン格付けにまいりましょう。


本日ご紹介するのは


【くずし割烹 安達】


古羊路にひときわ高級感を漂わして暖簾を構えるこの店は宣伝等は一切なし。


人脈と、口コミのみで勝負する正統派高級日本料理店なのだ。


まあ値段もそれなりに高額なのだが、


それ以上に提供される料理は相当なレベルにある。


鮮魚、刺身に関しては私が知る限りおそらく上海のベスト3に入るだろう。



私の言う、刺身の素晴らしさは、鮮度であったり、味であったり、種類であったりというわけではない。



なぜなら上海の日本料理店が仕入れている鮮魚は、長崎水産、もしくは上海近海寧波、大連など



出所が同じ商品を手を変え品を変え販売しているので


『この鯛はいいですね、○○産は歯ごたえが違う』


なんて言っても滑稽なだけだからである。



どうせ同じような魚を使っているのなら、盛り付けのセンスであったり、切っけの美しさ、あしらい、つまの美しさ


などで刺身を評価してしまうのは必然である。



そんな意味でこの【くずし割烹 安達】


くずしとは名ばかりで、良い意味での正統派を貫く数少ない店であろう。



ただ幾つか難をいえば、仕事はあくまでも割烹で、


服務員のレベルはさらにその下になってしまう。



料亭のように料理はもとより、仲居のサービス、店の造りしつらえ、場の空気などもすべて考慮した


総合芸術には程遠い。


上海ではまだ出遭ったことはないが、わたしの知る限り【河むら】が他店よりも一歩前を走っているのかも


しれない。ちなみにこの店も宣伝等一切行わない、知る人ぞ知る名店だ。



どちらにせよこの【くずし割烹安達】


下手な日本の料理屋よりもレベルが高いことは間違いない。


わたしの大好きな【小羽】に迫る勢いだ。



乱立する高級寿司店に出向くくらいなら、こちらの店に行かれる事を進める。




【くずし割烹 安達】


料理  刺身       ★★★★★ 5

     その他料理   ☆☆☆☆  4


サービス          ☆☆☆   3


内装            ☆☆☆☆  4












虹橋地区にひっそりと佇む小さなすし屋がある。


その名も 前川


ここ数年の上海の日本料理店の出店数の多さには舌をまくが


そんな中でも特に寿司に特化した専門店が成長著しい。



この前川



その味もさることながら、ずば抜けた客単価の高額さに一歩抜きん出ているみせである。


ひとりで訪れた私はカウンターに通される。



特上にぎり350元を早速注文。



そのほかアテを数品。


冷酒を二合。



養鯛、キンメ、穴子、玉、しめ鯖、あわび、等々



握りの技術はさておき、おそらくほとんどが長崎からの輸入ものであろう


ネタばかり。 ローカル業者では扱っていない代物ばかりだ。



値段はかなり高額だが、理解はできる範疇だ。



ただし、ネタの鮮度に関してはこれまで上海で食べたどの寿司屋よりも悪かった。



これは寿司屋だからやっていけるのだろう。



この鮮度で刺身では到底客には出せないだろう。



しかし客席は満席。


雰囲気では客の殆どが日本人であると思われる。



あともう一つ難点を言わせていただくなら、料理提供の時間が遅すぎる。


酒、つまみ、握り、とても一人では間が持たない。



日本の店という安心感を考慮して、訪れるのなら良いだろう。



内装           ★★★★☆ 4

   

料理           ★★★★☆ 4


サービス         ★★★★☆ 4


コストパフォーマンス ★★☆☆☆ 2




因みに会計は日本円で1万円程度。


著しくCPが悪いことは否めない。


立地が日本人好みの隠れ家にあることにも恵まれている。






これまで訪れた寿司屋のお勧めランク(コストパフォーマンスが高い)



1位 がってん寿司  回転寿司と侮るなかれ。日本人の寿司職人のレベルは相当に高い。


2位 大山   和食の部分はもう少しだが、寿司のレベルはピカ一。


3位 小羽   すし屋ではないが、素晴らしい店。また改めて記事にしたい。


4位 鮨春   雰囲気を除けば純粋に美味い鮨が食える。ただし、高い。














先日、深夜といっても良い時間、会議が長引いた我々スタッフは遅い夕食をとりに


古北地区にある 居酒屋おじゃれ にいってきた。


なにやらこの店、オーナーの女将が八丈島出身とのことで郷土料理を食わせる居酒屋とのこと。



和平広場という古北の中心に位置して立地は最高。



店内は深夜だというのに、客でいっぱいだ。



そのほとんどがお水系の小姉と顔を赤らめたおじさん達。



どちらにしても繁盛していること間違いなし。




メニューを広げる私たちにお茶を運ぶ服務員。



サービスはなかなか良い。



ちなみに内装は以前ラーメン屋(光麺)だったころとほとんど同じ。



その中間にもうひとつ居酒屋が営業したはずだが。


一年のうちに三度も店が変わっているテナントではあるが上海では珍しいことではない。




八丈島料理と謳っているわりには、島寿司くらいしか郷土料理をおいていない。



一応注文。



そのほか、スパイシーポテト、きんぴら、ハムかつ、味噌ラーメン当等



八丈島とはなんの関係もないB級グルメばかりを注文してしまったのだが。




やってきた島寿司。  78元。



マグロ二貫、タイ二貫、かんぱち二貫




の計六貫の 小さな




寿司?



団子のように不細工なシャリの上に醤油をくぐらせたネタを乗せたもの。



一応、漬けの意味か??




残念ながら料理は料理人の仕事ではないが



きんぴら、ハムかつなどは、、おいしくいただいた。



ラーメンは胡椒辛くて食べれなかったが、このご時世既製品に頼らない


姿勢が逆に努力の跡を感じてしまった。



サービスも好感が持てたので、深夜営業と絡めて繁盛している理由が



ほんの少し理解できた。 どちらにしてもぜひ頑張ってほしいお店ではある。




今回の居酒屋おじゃれさん



内装   ★★★★☆ 4


料理   ★★★☆☆ 3 (甘め)


サービス ★★★★☆ 4


努力   ★★★★★ 5




















誇大広告って言葉がある。


みなさんご存知の通りフリーペーパーをはじめ上海だけでも相当数の日系雑誌が存在するのだが。


そんな広告にいつも登場するお店がある。


その名も『葵』



脱サラした店主が 上海でも美味しい魚を の心意気でがんばっておられるらしい。



場所は芽台路という、日本人地区からも程近い、かといってほどほどに寂れている路面店。




毎週のように独自で仕入れたと謳われる新鮮な魚をアピールする宣伝文句が日系雑誌をにぎわせているので


私もさっそく足を運んでみた。




薄暗い玄関を開けると、どっしりと落ちつい居た服務員がほの暗い店内に登場。



当社の女性スタッフ4人を引き連れての食事だったので、当然のごとく座敷へと案内された。



カウンターでは初老の客人が猪口を片手にご満悦の様子。



っと、思いきやその客人から  



『いらっしゃい』



の掛け声が。



よく見ると、いつも宣伝に登場しているあの御仁。





オーナーがカウンターで酒とは。



わたしのテンションが一気に下がる。




メニューには昭和初期の居酒屋程度の何の変哲もない料理が。




特筆することは何もない




海老てんぷら  背わたを取ってないのでじゃりじゃりと砂の感触が。



刺身    切り付けの向きが反対。鮮度以前の問題でしょう。



ビールのグラスからはタバコの匂いが。

タバコを吸った手でそのままビールを注ぐからこんなことになる。

(このミスはかなりの多くの店で遭遇。魚のにおいのするグラスもよくある)




誇大広告ということばで、この店を連想してしまった。





私の知り合いに、北陸出身のオーナーシェフがいる。わたしの尊敬する料理人でもある。



上海に進出した彼は、日本とのギャップに苦しみ、それでも必死で



真の日本料理を上海で提供しようと命を削るように試作品に取り組み、顧客拡大に取り組んでいる。



しかし現実はその努力で打ち破れるほど甘くはない。



  

ましてや広告効果で勝ち抜けるほど商売も甘くない。














上海と関わって早10年。


暮らし始めてもう7年。


仕事柄、これまで伺った飲食店は逐一チェックさせてもらってます。


せっかくこんなブログをはじめたので改めて過去のお店なんかを見返してみると。



うひょーーーー



7年前にわたしが行った店、





叫び全滅だ!





っと、思ったら、



一軒生き残っておりました。



その名も








仁清 南昌店。





うん。さすがは仁清。当時の評価も



料理   ★★★★☆


内装   ★★★★☆


サービス ★★★★★




っと、抜群の成績でした。



(去年の評価ではサービスが星三つだったのだが)





ちなみに二年前には浦東店もめでたくOPEN!!




グランドハイアットという立地は最高。




内装だって、センスはさておき。



龍が立ち上る成金趣味。




オープン当初からかなりの苦戦を強いられたらしく



途中から食べ飲みに方向転換してましたが。



残念ながら料理の内容は



見た目だけ。



サービスも???



おなじお店でも、なぜこうも違うのだろう。















記念すべき第一回目!


どの店をランク付けしようかと悩んだ結果


結局、昨日伺った日本料理店にいたしましょう。


その名も天家


上海在住のかたなら誰でも一度は足をはこんだことのあるマグロ専門店。


そのなかでもトロに固執した経営方針は開店わずか数年でアジア全土にまでその勢いを


広げている人気店。


昨晩私が伺ったのは日本人が多くすむ古北地区にあるマンション、名都城にある


寿司天家。



ブログ初日だというのになんだかもう疲れてきた。


こっからは、短縮モードで。



店内内装、古臭く、マグロの張りぼてが宙を舞う。


カウンターでマグロの柵とりをしている料理人さんのまな板が異様に汚く


食欲が一気にうせる。


せっかくきたので注文。


『はみだし丼』  98元なり。


鯵、イカ、まぐろ、サーモン、玉子、がどんぶりからその名の通りこぼれ落ちるほどに


はみ出している。中央には冷凍のボタンえび。


単純に原価を考えるとお得感がある。


味噌汁つきで、原価だけでも30元くらいか。




ただどうしても仕事柄か、衛生面を気にしてしまう。


テーブルにしなだれ落ちるほどのネタ。


だが。


どんぶりの外も、裏もきれいに洗ってほしかった。


うにのような黄色い汚れが乾燥してこびりついている。


ネタは鯵以外はすべて冷凍なので安定はしているが。


服務員のサービスレベルは一般の現地レベル。



ということで寿司天家



内装    ★★☆☆☆ 2

サービス ★★★☆☆ 3

料理    ★★★☆☆ 3

衛生    ★★☆☆☆ 2



カウンターが丸見えなのでもう少し清潔にしてほしかった。