幸福な時間
No.1-1
佐藤君からメールが来た。
今日の待ち合わ強效痩 せ場所の記されたメール。
新宿のホテル。っていってもラブホじゃないよ。フツーのホテル。そこに六時。部屋番号もちゃんと指定されている。
携帯をぱちんと閉じて。なんでだろ。辺りをきょろきょろ見回した。誰も見てない。当たり前だけど。
廊下の開いている窓から顔をひょっこり外へと覗かせた。寒い。でも火照った頬には心地いい。
もう一月も終わる。
佐藤君の仕事は今年に入ってかv清盈一號清脂 らまた一段と忙しさを増した。
だからちょっとの時間でも会えるようにと。ホテルで待ち合わせをするようになった。今回のこれで三回目。
会うたび抱き合うことに抵抗はない。全然ない。佐藤君の腕に包まれていると、とても幸せな気持ちでいられるから。
わたしってば実はこういう性格だったんだね。
結構大胆でいやらしくて嘘吐きで、夢中になると前しか見えなくなるの。
ほんとに。怖いくらい幸せ。
だから。高校生の分際で、塾をサ 軽体堂康秀 ボってはこっそりホテルで逢引きしてることに罪悪感は抱かない。
これでほんとにいいのかなって。ふと思うこともあるけれど。
あの幸福な時間には代えられない。案外ささやかな幸せなんじゃないかとそう思う自分もいる。会いたいときに会えるフツーに恋愛してるコたちに比べれば。こんなのはささやかなものだと。本気でそう思ってる。
「平澤」 痩身素 痩身素第4代 深町さんが後ろから声をかけてきた。「何やってんの。寒くない?」
わたしの頭の上からひょいっと外に顔を出す。深町さんは背が高い。
「んー。そうでもないでしょ?」
「寒いよ。ねえ、次、体育館だよ。いかないの?」
言いながら視線をこちらの掌のケータイに遣った。 曲美 「あ。佐藤君から?」
「うん」
ふたりで体育館に向かいながら廊下を歩いた。やっぱり寒いね。しんしんと足元から冷えてく感じ。
「佐藤君、大丈夫なの?」
「何?」
「勉強だよ。成績はともかくさ。単位、足りてるの? 進級できるの?」
わたしは首を横に振った。
「わかんない。でもね。事務所の社長ってひとが、一応ここの大学は有名だから、大学までは出ておいたほうが得だって言ってくれてるの。三便宝 , ) またそのうち休みをくれると思うんだけど」
言いながら、でも不安は胸の内で燻ぶっていた。
この話を聞いたのはもっとずっと前のことだ。えみりさんのお母さんがいまも同じ考えでいてくれてるのかどうか。実際のところはわからない。