いつも飛行機に乗ると寝てしまうわたし。
今日もいつも通り眠りにつくと、
瞑ったはずのまぶたに、
差し込む光を感じて目を開いてみると、

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視界の先には切なくなるほどにきれいな夕陽が映っていました。

何度もシャッターを押したけど、
どうしても目に映るように撮れない。

寝起きのせいか、やけに思いにふけてしまい、
耳に流れるバラード曲がまた、
なかなか秋の切なさから抜けさせてくれない。
今日はいつもより近くにいる夕陽を見ながら、今この文を書いています。

きっとこれを送るときには地上に着いて、
空港内の長い廊下を歩いているだろう。


7才で初めて一人で飛行機に乗った。

あの頃は、もちろん携帯なんてなく、
日本語もよくわからず、
ただただ広い空港を歩き回り、
大人たちに着いて出口をみつけるのが精一杯だった。

でもなぜか、空港内の動く歩道が大好きで、
あれに乗って歩いているときは、
忙しそうにせかせか歩く大人たちと同じように、
わたしも忙しそうに見えるかな、
なんて大人ぶったりしてたな。

そして今、大人になってみると、
やっぱり子供の頃よりも時の流れを早く感じる気がする。

いつかテレビで見た、
8才、30才、70才の3人に、
目を瞑って10秒数えてもらうという企画。
見事に、13秒、10秒、7秒と、
大人になるにつれて、体内時計が時の流れを早く感じるようになってしまい、
気持ちが先に先にと焦ってしまうらしい。

確かに時の流れには逆らえないけど、
でも焦って空回りをしてしまうくらいなら、
ゆっくり一つ一つ、今目の前にあることを大事にしたいなと思う。

この夏に、粟島や志々島に行って、
とても居心地の良い時の流れ方を感じた。
都会のストレスを感じることなく、
そこにいるといつもよりも笑顔が多いような気がした。

あの気持ちを忘れずに生きていこうと思った。


久しぶりの東京が雲の下に見えてきた。
今回の旅は、なんだかいつもと違う気持ちで、
都会を見れそうな気がする。

楽しみだ♪



yoko

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