今は、エスファハンにいます。


http://www.dokonano.com/istanbul


書きたいことが多すぎて、何から書けばいいのか。

とりあえず、この街は大好きです。

前半の旅も含めて、間違いなくTOP5に入る街です。


「世界の半分」といわれた古都。

その名前を裏切らない美しさがあります。


エマーム広場にあるいくつかのモスクは、

筆舌に尽くしがたいほど美しい。

写真でも伝わりきらない。


イスラム教では、偶像崇拝が禁止されているので、

モザイク模様が発達して、またそれを活かす建築様式が発達した。


精密なモザイク装飾と卓越した建築技術には圧倒される。

曲面天井、アーチ、練乳石飾り、メナーレ(尖塔)・・・

書き出すときりがないけど、どこを見ても、

当時のイラン人の洗礼された美の感覚に驚かされる。



↓ 練乳石飾り



↓ ドーム型天井を下から見上げた写真



↓ 夜のモスク





前の記事にも書いたが、ここはイスラム一色。

あらゆるところで、イスラムの規律を目の当たりにする。

たとえば、市内バスでは、必ず男性は前、女性は後ろに座る。

(したがって、前はむさい・・・><)

肌の露出は、禁物。

女性は、頭にヘジャーブ(スカーフのようなもの)を被らなくてはいけない。

それは外国人も例外ではない。

男も、半ズボンは、はけません。

街を歩いていると、コーランの一説がスピーカーで流れる。



ここは、石油大国であることも実感させられる。

ガソリンは、1リットルなんと、、、、9円!

したがって、バスの運賃などは激安い。

8時間の長距離バスで、250円くらい。笑

石油で潤っているのか、貧富の差はそれほど感じない。

物乞いもいないし、町はきれいに整備されている。


一方で、今の国際情勢を肌で感じる場面も少なくない。

今日は、街では大規模な、反米・反イスラエルデモが行われた。

アメリカの旗が、焼かれる。

街中では、ユダヤ教の「ダビデの星」を焼いているポスターを

頻繁に見かける。



しかし、その過激とも思われる政治色とは裏腹に、

イラン人は、本当に紳士的で、親切だ。

この国に危険なイメージが付きまとうのが、本当に残念だ。


最後に、このエスファハンの安宿で、

素敵な出会いがあった。


上田さん。

彼は、なんと、70歳!!

僕たちと同じように安宿に泊まりながら、

夜行バスなどに乗りながら、一人旅をしている。

もう20年間もの間、毎年2回くらい、1カ月ほどの旅をしているという。

そのバイタリィティと旺盛な好奇心には、脱帽です。

それにしても、本当に若い。

趣味を持つことが、若さの秘訣だとか。

彼は、写真をこよなく愛する人だ。

自分もこんなに素敵なおじいさんになれればいいなぁ と思う。



おまけに、、、、

水パイプに挑戦。

オレンジ味の水蒸気を吸っている感じだった。笑