日本に一時帰国しました。

来年から勤め始める会社の内定式に出席するために。

そのために、そのために、ネパールから帰ってきました。

「内定」が春に出て、「内定式」が秋にあるのが、どうも納得できない・・・


でも、日本を見直す、そしてしばし体と心を休めるいい機会だと思う。

そして何より、同期になる仲間に会えるのが楽しみ!


バンコク空港を経由して帰ってきたのだが、

ここでトランジットで6時間つぶさなくてはいけなかった。


時間があったので、じーーと座っていられず、

バンコク空港を制覇しようと試みた。


出発ロビーを隈なく見てまわった。(← つまらない 笑)

そしてDUTYFREEの店が並ぶホールも散策した。


眩しいほど輝く腕時計やモデルを宣伝に使用したブランドのバッグ。

それらはすべて、「物欲の世界へお帰り」と自分に言っているようだった。

チベットやネパールなど、宗教の濃い地域を旅してきて、

貧しいが、精神的に充足している人たちに会って来た。

それといま見ている光景があまりにも対照的に感じてしまった。

ブランド品、電子機器、腕時計・・・・ 買い物をしている人たちを

冷めた目で見ている自分がいた。いつもは、自分は反対の立場なのに。


バンコクで既に、「帰ってきてしまった」 と強く実感した。


生産要素としてのヒト、消費主体としてのヒト。

また大きな仕組みにはみこまれていく脅威が払拭できずに歩き続けた。


もともと物欲がそこまで無い自分だが、きっと社会人になると、

彼らと同じように、高価な腕時計やブランド品を欲するようになるんだろう。

それは決して悪いことではないが、チベット人などとはあまりにも

違う世界だな と感じる。




日本は最高だ。


でも、物価が高かすぎて泣きそうです。

コンビニで千円札を出す手は、いつもより強くそれを握っています。 笑


英世ーーー (T T)


そして、何を買うにも交渉する癖がついてしまった今では、

ふと、「安くなんないかな??」  と思ってしまう。

ドリーマーです。


それにしても、日本ほど、「お客様」を大切にする国はないのでは?


レストランでオーダーするときに、ウェーターが跪き、「はい!はい!」と元気よく

連呼しながらオーダーを取る。

電車が5分遅れただけで、お詫びの放送が流れる。


東南アジアでは、バスや電車は平気で数時間遅れる。

タイ北部で、バスの出発時間を聞くと、「みんなが集まってから」という答えが返ってくる。

ラオスで、船の到着時間を聞くと、「日が暮れるころ」という答えが返ってくる。


時間は相対的だといったのはアインシュタインだが、ここでもまた

違う意味でそれが成り立つ。


ラオスでの24時間は、日本での24時間と明らかに長さが違う。


昨日、都内に用事があり、通勤電車に乗った。

みんな、疲れ果てた顔をしている。

表情にはりがない・・・


きっと彼らの年収はラオス人の平均年収の数百倍。


でも、どっちが 「幸せ」 なんだろう??


そんなこと言えるほど甘くない。

カネがないと日本では暮らせない。

カネがないと、幸せになれない。


きっと働いている方はそう言うでしょう。

確かにそうだと思います。


でも学生だからこそ、働いていないからこそ思うのです。


なんか、おかしいぞ。


日本にいる間は、この前半の旅中に紹介できなかった

様々なことを、記事で紹介していくつもりです☆


いつも読んでくださっているみなさん、ありがとうございます。