昨日の土曜日、愛知県と岐阜県の境を流れる木曽川に残る渡し舟に乗りました。
渡し舟は、大きな河川でも橋が架けられるようになると、急速に姿を消していった渡し舟ですが、数は少ないものの、今でも交通機関として残っています。
その一つが、西中野渡船場です。




愛知県一宮市と岐阜県羽島市を結ぶ県道として運行されており、無料で乗ることが出来ます。
先日、yahooで、数年後に廃止されるとのニュースになっていましたので、さっそく乗りに出かけました。

地図を追記しました

出発はいつものように、JR岡崎駅からの快速電車です。
この日は、尾張一宮駅で下車しました。



尾張一宮駅で下車し、すぐ隣の名鉄一宮駅に乗り換えました。
名鉄一宮駅では、一番西側の1番線の尾西線のホームに向かいました。
尾西線は、津島から北に向かい、名鉄一宮を経由して玉ノ井に向かう路線です。



名鉄一宮では、運行系列が分かれていて、玉ノ井行きと津島行の電車が1番線のホームで頭を突き合わせるように停車します。
同じホームに停車している電車でも、行先が異なるので、乗車する際には注意が必要です。



昨日は、ホームの南側に停車している津島行に乗車しました。
名鉄名古屋本線の複線の線路としばらく並走し、やがて右に分かれて行きます。



一宮市街を高架で走り、やがて地上に下りて郊外の景色の中を走ります。
津島線は単線の路線ですが、15分毎に電車の運行がなされているので、何度か行き違いを行っていました。



これは、萩原駅で下り列車を待っている時の様子です。
この先で新幹線をアンダークロスすると車窓に銀杏の木が目立つようになりました。



黄葉の盛りは過ぎていましたが、それでも朝日を浴びた様子は鮮明で輝くようでした。



この辺りは、稲沢市の祖父江地区ですが、日本で有数の銀杏の産地だそうです。
来年は、ちょうど黄葉の盛りの時期に訪れてみたいと思いました。

萩原から3駅目の森上で下車しました。

 



森上駅で20分程の待ち合わせで、稲沢市のコミュニティーバスに乗り換えました。
行先は、木曽川の近くにある祖父江ふれあいの郷です。



コミュニティバスは、大きな病院や支所などに小まめに立ち寄りながら進んでいきました。
バスの車窓からも黄葉の終わりに差し掛かった公孫樹が見られました。

 



25分程で、祖父江ふれあいの郷に到着しました。



ここは天然温泉もある地域コミュニティ施設です。
バスが着いた時は、温泉の開場時間の直前だったようで、多くの人が集まっていました。

西中野渡船場は、祖父江ふれあいの郷から、北に歩いて20分程の所にあります。
この日のルートはグーグルマップのルート・乗換機能を使って検索したのですが、森上駅から祖父江ふれあいの郷までのコミュニティバスも検索出来る優れものです。

祖父江ふれあいの郷からは、のどかな農村地帯を歩いていきました。
大きな敷地の家も多く、裕福な土地柄と思いました。
左手には立派な木曽川の堤防が続いています。



しばらく歩くと、西中野渡船場の案内がありました。



このすぐ近くに名鉄バスのバス停があり、名鉄一宮から直接ここまで来ることも出来ます。
西中野渡船場は、ここから堤防を越えた所にありました。

堤防に上がると、丁度渡し舟が対岸から戻って来るところでした。



遠くに多度山地や鈴鹿山脈が見え、その手前を木曽川が滔々と流れる様子はとても絵になる光景でした。

~  つづく ~

 

 

 

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