約二週間ぶりの更新となってしまいました(^^;
今日は、篠ノ井線の乗車記を本編のホームページにアップしました。

本編のホームページは こちら です:
http://shanehsmt.html.xdomain.jp/index.html





篠ノ井線は長野の南、信越本線の篠ノ井から南下し、松本を通り、塩尻に至る路線です。
信越本線と中央本線を結ぶ路線として、1902年(明治35年)に全線開業しています。


現状は、名古屋からの特急「ワイドビューしなの」が篠ノ井線全線を走る優等列車となっており、塩尻から
松本へは、中央東線の特急「あずさ」が走っています。
篠ノ井線は名古屋から長野や松本に向かう際に何度も乗車しています。


2016年9月に、長野から名古屋に向かった際の様子を中心に紹介します。


この時は、長野発11:00の特急「ワイドビューしなの10号」に乗車しました。
北陸新幹線と並走し、長野市内を抜け、犀川を渡ると8分程で篠ノ井に到着しました


特急「ワイドビューしなの」は篠ノ井駅を発車すると、ポイントを渡って、右に分岐していく線路に入ります。
直進する線路は、しなの鉄道の路線になります。


撮影: 2016年9月

篠ノ井線に入ると、周囲には長閑な田園風景が広がりました。
次の稲荷山からは25‰の勾配を上るようになります。
勾配を上るにつれ、千曲川の作る平地が見渡せるようになりました。


撮影: 2016年9月


この景色を眺めるうちに桑ノ原信号場を通過しました。
桑ノ原信号場は、稲荷山から4,5kmの位置にあるスイッチバック式の信号場です。


撮影: 2011年10月

写真は、松本方面から長野方面に向かう「ワイドビューしなの」から眺めた様子です。
手前から斜め右に延びる線路が通過線で、直進する線路がスイッチバックの信号場に向かう線路になっています。

篠ノ井線は、この先も上り坂が続き、やがて善光寺平を見渡せる景色が広がりました。


撮影: 2016年9月

この雄大な眺めは、JR北海道・根室本線の狩勝峠、JR九州・肥薩線の矢岳越えと共に、日本三大車窓風景としても知られています。


この雄大な眺めに目が釘付けになるうちに姨捨駅を通過しました。
姨捨駅もスイッチバック駅となっていて、特急「ワイドビューしなの」はホームのない通過線を駆け抜けてしまうので、姨捨駅を通過するのに気が付かない事も良くあります。


篠ノ井線は、いつも特急「ワイドビューしなの」で駆け抜けてしまっているので、姨捨駅には降り立った事は無かったのですが、2015年5月にその機会が訪れました。

姨捨駅に到着した松本行の普通列車です。
列車は一旦、姨捨駅を行き過ぎ、そこから後退してホームに到着しています。


撮影: 2015年5月


姨捨駅から眺める善光寺平の眺めです。


撮影: 2015年5月


ここは姨捨伝説の土地で、善光寺平へと続く斜面に築かれた棚田は、日本棚田百選にも選ばれています。
その棚田に映る「田毎の月」は江戸時代からその美しさが知られた景勝地でした。

姨捨駅の駅名標が、スイッチバック形式になっています。


撮影: 2015年5月


通過線と交差する駅ホームへの線路の様子です。


撮影: 2015年5月


スイッチバック駅は、以前は日本各地にありましたが、急こう配の緩和を目的に作られたスイッチバック駅は
蒸気機関車の運行が無くなってから徐々に姿を消し、2022年1月現在、残っているのは12駅だそうです。

篠ノ井線でも、姨捨駅、桑ノ原信号場以外にも潮沢信号場(明科 - 西条間)、羽尾信号場(姨捨 - 冠着間)のスイッチバック式信号場がありましたが、現在では廃止されています。


今日紹介したホームページの篠ノ井線の乗車記は こちら です:
http://shanehsmt.html.xdomain.jp/Train/Japan/JR0/Shinonoi.html

 

 

http://shanehsmt.html.xdomain.jp/index.html



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