3連休の鳥取旅行の二日目です。
今日は、倉吉発6:54の列車に乗る予定でした。
が、予定していた時間に起きたものの、中途半端に時間が出来、余分な事をしている間に時間が無くなって、この列車に乗り遅れてしまいました・・・



空しく、倉吉駅の跨線橋から見送る 6:54発の列車です。
元々は、一駅先の松崎まで乗って、そこで6分後に出るバスで、少々戻り、その後4㎞の道のりを歩いて、羽衣石(うえし)城に行く予定を立てていました。

次の列車は、7:20ですが、松崎からのバスは日に数本しかないので、もう無理です。
どうしようかと、迷いましたが、松崎からタクシーで羽衣石城に向かう事にしました。

松崎は東郷池という湖に面しています。



松崎駅で呼んだタクシーです。



タクシーはわずか10数分で、羽衣石城址の麓にある駐車場に到着しました。



元々の予定では、バスに5分程乗った後、4㎞の道のりを1時間以上掛けて歩く予定にしていたので、大幅に早く着くことが出来ました。

駐車場からは、さすがに急な上り坂です。



20分程歩いて、模擬天守の建つ本丸に到着しました。



本丸からの眺めは展望が開け、雄大な眺めを楽しむ事が出来ました。



一時間半程、羽衣石城の散策をし、帰りは松崎の駅まで歩きました。
下り坂ですが、タクシーで10分ちょっとだった道のりに1時間半以上かかりました。

時間はかかったのですが、羽衣石の小さな集落の様子や、遠くに羽衣石城を眺めたりと、満ち足りた気持ちになりました。



上の写真の中央が羽衣石城のある羽衣石山です。
拡大写真を下に示します。




松崎からは11:09の列車で、駅のコインロッカーに預けた荷物を取りに一旦倉吉に戻り、11:46発の快速で鳥取に向かいました。
写真は松崎から乗った11:09の列車です。




倉吉から50分程で鳥取に着きました。
鳥取での最初の目的地は鳥取城です。



鳥取城には2012年に訪れています。
鳥取城は久松山の麓に江戸時代の城郭が広がっていますが、久松山の頂上には戦国時代の曲輪があります。
秀吉が鳥取城に対して行った世にも凄惨な「渇え殺し」の際には、頂上部分のみが城郭でした。


ちなみに、「鳥取城の渇え殺し」とは、以下のようなことです。
秀吉が鳥取に攻め込んだ際に、まず高値で米や野菜を買い漁りました。
城内に籠城米を蓄えさせないための方策です。武将の中には貴重な籠城米を秀吉側に売る輩も居たそうです。
で、その後、近隣の農村や城下に放火をしまくります。
これで、住む家がなくなった人々は、鳥取城に逃げ込みます。

鳥取城には殆ど貯えがなく、総勢4,000人の人達(城兵は2,000人、残りは逃げ込んだ近隣の農民です)は、馬や牛はおろか、蛇やネズミや昆虫も食べつくし、ついには人間の肉も食べたそうです。

最初は餓死した人の肉だったそうですが、その後は生きている人も殺して食べと言われています。

秀吉は、こうした様子を鳥取城のある久松山の隣の山から、楽し気に観ていた筈です。


鳥取城では、まず日本で唯一の、球面上の石垣を眺めました。



およそ20分ちょっとで急な登城道を上り、山上ノ丸の本丸に辿り着きました。

 


2012年に鳥取城に登城した時も、この山上ノ丸の本丸に登ったのですが、山頂に着く直前にガスが出て、麓の景色は殆ど見えなかったんです。
それが残念で、今回リベンジする事にしました。

今日もどんよりとした曇り空でしたが、鳥取の街が一望出来て良かったです。
北側は、日本海とその手前に鳥取砂丘も少し見えています。




久松山から麓に戻ると、雨が降り出しました。
次の目的地は、鳥取砂丘です。


乗る予定だったバスも大幅に遅れているようで、時間も午後3時半を過ぎ、夕暮れも近づく時間帯で、行こうかどうしようか、バス停で迷っていると、久松山の鳥取城に登った時に、行遭った人が声を掛けてくれました。
次にどこに行くのか聞かれ「鳥取砂丘」というと、「じゃあ、送っていきましょうか」と言われます。
初対面の人だし、車で行くのは気が引けましたが、山の上のお城に登る人だし、そんなに悪い人ではないと思い、お言葉に甘えて乗せて行ってもらう事にしました。
なんでも、鳥取城や鳥取砂丘を回るのは交通の便も悪く、普段からお城で遠来の登城者に声を掛けて、鳥取砂丘まで送っているようでした。

その人が連れて行ってくれた、地元の人しか知られていないような鳥取砂丘のビューポイントです。



そして、鳥取砂丘の様子です。

この時は、降り出した雨が一旦上がっていました。



こちらは、超有名な観光地ですので、説明を省きます。
砂丘に居るうちに、急に降り出した大粒の雨に打たれ、急いでバス乗り場に戻りました。


~ つづく ~


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