いま、HPの記事は7年前の冬に旅した東北の
お城巡り記事をアップしていますが、今回は
先日乗車した三江線の乗車記を紹介します。


三江線は山陰本線の江津と芸備線の
三次を結ぶ108.1kmの路線です。

江津から三次まで、中国山地をうねる
様に流れる江の川に沿い続けています。


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1930年(昭和5年)に江津 - 川戸間が開業し、
45年後の1975年(昭和45年)に全通しています。

そんな三江線ですが、全通した際には既に
自動車が普及しており、しかも蛇行する
江の川に沿うため、営業キロも長くなっており、
山陽と山陰を結ぶ路線であるにも関わらず、
定期の優等列車は一度も走った事がありません。

それどころか、利用者の減少が著しく、
度重なる自然災害もあり、2018年3月31日で
廃止になってしまう事が決まっています。


5月17日の乗車当日は江津駅近くのビジネスホテルを
5時過ぎにチェックアウトし、駅に向かいました。

5時半前に江津駅に到着していました。
夏ですが、さすがにこの時間には夜は
明けきっておらず、まだ薄暗い状態でした。

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乗車予定の三江線の発車時間は5:53で、
まだ30分程あります。

こんなに朝早くに江津駅を訪れるのは、兎にも
角にも三江線の列車本数が少ない為です。

江津駅発の三江線の列車は僅か5本です。
そのうち途中駅での乗り継ぎも含め、
終点の三次まで行ける列車は3本しかなく、
5:53発の次はなんと10時間後の15:15です。


三江線の始発列車は、江津駅の西側、
益田よりの留置線に待機中でした。

三江線の始発に乗る、鉄道ファンらしき人が
三々五々、ホームに集まりだした頃に、
三次行の車両が入線してきました。

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時刻は5時45分頃、待ちに待った入線です。


こうして、5:53 定刻に三次行の
普通列車は発車しました。

江津駅の構内で既に右にカーブを切り、
山陰本線と別れると、三江線はすぐに
江の川に寄り沿いました。

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この眺めに、車内にいた多くの人が
車窓風景にカメラを向けていました。

この辺りでの車内の様子です。

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空席も目につきますが、右側の空いた席には
確か3人連れの方が座っていたと思います。
また先頭車両には後部車両よりも多くの
乗客が居て立っている人も見受けられました。


江の川の両岸には山が迫り、線路も
川渕の崖のところを走っていきます。

並走する国道は川の反対側を通っていて、
崖が近い所では川のギリギリを走り、
少し余裕が出来ると川との間に
雑木林が出来ています。

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その雑木林も枝を払ったりしていないのか、
列車が揺れる度に側面に枝が当たっています。
遠目に見ると、列車の通る部分だけ、ポッかりと
穴が開き、自然のトンネルのようになっていました。


~ つづく ~


しばらく2010年12月の東北お城巡りと、三江線の
乗車記を交互にアップしていこうと思います。


ホームページの三江線の乗車記は こちら です:
http://www.geocities.jp/shanehp_rail1/Train/Japan/JR/Sanko.html



本編のホームページは こちら です:
http://www.geocities.jp/shane_hsmt/index.html
https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-fa-fa/shanehashi/folder/1585216/50/65615850/img_4_m?1494640223.jpg

"Explore Historical and Exotic Japan"
http://www.geocities.jp/hande_japan/index.html
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