いよいよ参議院の選挙が始まります。

このところ、憲法改正の話を殆どしなくなった安倍ですが、
2013年の参議院選挙、前回の総選挙の後に安倍が行った事を忘れてはいけません。

2013年の参議院選挙の後には、公約にも何もなかった秘密保護法の採決を強行し、
前回の総選挙では「これはアベノミクス解散」と言いながら、
その後、憲法の解釈を閣議決定のみで変更し、
違憲の疑いが極めて高いいわゆる安保法案を通しています。

今回、もし安倍が選挙に勝てば、選挙前には殆ど何も
議論しなかった憲法の改悪を行い、日本を戦争が行える国家に変え、
第二次戦前の国家体制を復古させてしまうでしょう。

 安倍の戦争国家への復古、ナチスドイツにならった独裁化への道は
 こちら の過去記事をご参照ください:
 http://blogs.yahoo.co.jp/shanehashi/folder/1568789.html


安倍の国会軽視、国民軽視、立憲主義・民主主義軽視は本当に目に余るものがあります。

今回の争点になるであろう消費税率アップの回避についても、
国会開催中には何も議論せず、国会が終わると当時に
増税延期をぶち上げ、国会での議論の機会を封じるとともに、
憲法の議論から目を逸らせるやり方はあまりに見え透いています。

この消費税増税も、前回の総選挙で、アベノミクスという経済政策を掲げ、
必ず行う事を約束したにも関わらず、サミットの舞台でリーマンショックに似た
危機というでっち上げを行って、根拠造りをした見え透いた手口を使っています。
 --- さすがにこれは、各国首脳の反発を受けて
   言い方をごまかしていましたが。。。


アベノミクスと称する政策では、年間100兆円を超える金額の国債を日銀が買っています。
安倍はアベノミクスで景気が良くなったといいますが、
この金額以上の財政改善があったのでしょうか?
国債は、後世にその付けを残す愚策と思います。

そもそも、彼が基幹的な政策としていたアベノミクスで増税を行い、
社会保障費を賄うといった目論見が崩れた以上、早期に退陣すべきで、
これ以上、日本の財政を傷つけないで欲しいと思います。


日にちが経てば、安保法制の事も国民はすぐに忘れると言っていた自民党。
このような驕りを許すわけにはいきません。


文中敬称略