水曜日の夜行寝台「北陸」に乗って出かけた
高岡、富山そして飛騨古川の旅。

その概要の紹介の2回目です。
昨日は、「北陸」で金沢に到着した後、高岡観光の様子と
「万葉線」とフェリー、連絡バスを乗り継いで、
岩瀬浜まで向かったところを紹介しました。
その様子はこちらです:
http://blogs.yahoo.co.jp/shanehashi/60295681.html#60299008


連絡バスが到着した岩瀬浜駅は、
富山ライトレールのホームにバスが
横付け出来る構造になっています。
イメージ 1

富山ライトレールは2006年7月に乗車していて、
岩瀬浜周辺も散策しています。

富山ライトレールは、郊外電車を街中では
路面電車として繁華街や中心駅に乗り入れ、
街中へのアクセスを便利にし、住民を鉄道沿線に
住みやすくするコンパクトな街づくりの象徴となる路線です。

昨日は、「万葉線」に乗っている頃から雨が降り出し、
岩瀬浜に着いた時には本降りになっていました。
イメージ 2
写真は、途中の奥田中学校前の様子です。

富山ライトレールは岩瀬浜駅を11:31に発車し、
11:55に富山北に到着しました。


富山に着いたら、今回の旅の最大の目的、
昨年12月23日に開業した、富山地方鉄道
軌道線の「環状線」の乗車です。

環状線は、富山地方鉄道軌道線の
丸の内と西町を結ぶ0.9kmの路線です。
既存の路線と組み合わせて、富山駅前の停留所から
丸の内→グランドプラザ前→荒町→富山駅前と
環状運転をしています。


JR富山駅を隔てて南側にある富山駅前を発車する
次の「環状線」の電車の発車時間は 12:00 丁度。

実は、富山から飛騨古川に向かう
13:01 の特急「ワイドビューひだ」の
指定券を持っています。

「環状線」でぐるっと一周すると、30分程かかりそうなので
出来ればこの電車に乗りたいところです。

富山駅の地下をくぐる長い連絡通路を歩いて
富山駅前の停留場に向かったのですが、
あと一歩のところで、12:00 の電車を逃してしまいました。

「環状線」は10分毎の運転で、
すぐ次の電車が来る筈なのですが、
なかなかやって来ません。
乗り逃した12:00の電車は定刻で発車したものの、
次の電車は5分以上遅れてやってきました。
イメージ 3

これで、時間の余裕が少なくなってしまったので
新規開業した「環状線」では途中下車する事を諦めました。

丸の内停留所を過ぎ新規開業路線に入ると、
車窓から富山城が見えてきました。
イメージ 4

ここからクランク状に二度ほど角を曲がり、
西町停留所の近くで、既存の軌道線に合流しました。


車内は、多くの乗客が乗っていました。
途中のグランドプラザ前では多くの乗客が乗降していて、
この「環状線」も富山ライトレール共々、
富山の街の活性化に役立ちそうな印象を持ちました。

環状線を一周して、富山駅前に戻ってのが 12:40過ぎ。
次の「環状線」の電車の到着を待って写真を撮りました。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/fa/fa/shanehashi/folder/538435/img_538435_60293656_1?1265935125.jpg


今回の旅の目的を果たした後は、
高山線で名古屋に戻る途中での飛騨古川散策です。

富山から飛騨古川に向かう
「ワイドビューひだ」です。
イメージ 5

最近は乗客数の減少が続いているようで、
この日も、僅か3両の編成でした。

ただ、車窓からの風景は素晴らしく、
雪景色の富山平野を走り、八尾を出ると山深くなり、
猪谷を過ぎると、峡谷を分け入るように走っていきました。
イメージ 6

生憎の雨で、窓ガラスに雨粒がかかり
うまく写真に写せなかったのが残念です。

山間の杉原で、富山行きの「ワードビューひだ」と
列車交換の為に5分程停車していました。
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富山から1時間20分で飛騨古川に到着しました。
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飛騨古川は、高山の15キロほど北にある町です。
多くの観光客が訪れる小京都・高山の影に隠れがちですが、
この飛騨古川にも古い町並みが残る風情あるところです。

飛騨古川の町の良さは何度も耳にしていたのですが
未だ立ち寄った事がなかったので、
この機に訪れることにしたのです。

まず、駅からすぐ近くの円光寺に行ってみると
立派な山門が出迎えてくれました。
イメージ 9

戦国末期に飛騨を平定した金森長近が築いた
増島城の城門を移築した櫓門だそうです。
幸先いいスタートです。

この円光寺のすぐ裏に瀬戸川という
小さな川が流れ、その川沿いに
白壁の土蔵がいくつも並んでいました。
イメージ 10

この辺りの佇まいは、とてもしっとりとしたいいものでした。
飛騨古川は屋台の出る祭りでも知られているそうで、
町のあちこちに屋台蔵もありました。

町を囲む様に流れる宮川の向こうには
雪を被った山々が墨絵のように見えていました。
イメージ 11
山間の飛騨古川は街中にも雪が残り、
降る雨は冷たく寒く、手がかじかんでしまいました。

充実した旅を終え、時間の余裕もあったので、
おみやげ物屋さんでぜんざいを食べ、
暖を取りながらパンフレットを読み返していたら、
先ほど円光寺で見かけた山門の増島城は、
山城ではなく、この飛騨古川の街中に
築かれている事を知りました。

名古屋へ向かう、次の「ワイドビューひだ」の
発車時間まで残りは30分程。

デフォルメされて地図では正確な距離は
わかりませんが、駅から比較的近そうだったので
休憩を切り上げ、増島城に向かいました。

幸い増島城は、飛騨古川駅から歩いて5分程でした。
増島城は、本丸部分の堀と石垣が残り、
そこに御蔵稲荷神社が建っていました。
イメージ 12


最後は、おまけの様に増島城も登城する事が出来、
予想以上に充実した高岡、富山そして
飛騨古川の旅になりました。


今回紹介した富山地方鉄道の「環状線」、
飛騨古川や増島城の様子は、後日、
本編のホームページで詳しく紹介しようと思っています。


本編のホームページはこちらです:
http://www.geocities.jp/shane_hsmt/index.html


次回は、途中になっている鎌倉散策記をアップする予定です。


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