母が亡くなって10年ほど経ちました。

 

時効という訳でもないですが、これまで書けなかったことを書きます。

 

生前、母はカウンセラーの仕事をしていました。

 

戦争で幼い頃に父親を亡くし、女手ひとつで育てられた母。

 

6人兄弟で、男の兄弟は大学に行けたのに、自分は高卒だった事を恨んでました。

 

結婚後、成人大学で産業カウンセラーの資格を取得。

 

役所にカウンセラーとして就職しました。

 

その一方、「いのちの電話」の当番相談員も担当していました。

 

夜遅く出かけ、明け方に戻ってきました。

 

最近ネット記事で自殺報道の後に「いのちの電話」を見かけると思い出します。

 

良い意味でというよりは、悪い意味でです。

 

母も創始者であるヘットカンプ宣教師の理念を理解している筈でした。

 

しかし言動を聞いていると相談を受けた者のためになっているか不安でした…。

 

人の気持ちより自分の感情を優先する人だったので…。

 

今でも「いのちの電話」の名前を聞くと穏やかではいられません。