ベトナム戦争を知る世代には、奇異に映るかも知れない情景。
それがベトナムの各地で見られる米国との友好の姿である。
しかし、それを言うなら日本も同じようなものなのかも知れない。
あれだけ全面的な戦争をしておいて、今は同盟関係なのだから。
ベトナム戦争の起きた60年代から70年代は世界的な運動の季節だった。
中国では文化大革命、日本では学生運動、米国ではベトナム反戦運動。
戦争が終わり、何もかもうまくいくのかと思われた。
しかし、大量のボートピープルが生まれ、中国との戦争が起きた。
米国による経済封鎖は、80年代後半まで続いた。
中国の改革開放に似たドイモイ政策。
今もうまくいっていると良いけれど。