「どうやって顔をつけたら良いのか分からない」=まずは「喜び」と「悲しみ」を知るべし | バレエ基礎専門の先生による"クラシックバレエの基礎"とロシアバレエ学校の必須科目"ヒストリカルダンス"

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バレエで悩んでいる人・上手くなりたいへ。


・ロシアスタイル メソッドの指導
・バレエのための音楽、リトミック教育
・バレエ解剖学

の面からお話ししています。

「初めて顔の付け方が分かりました!」





私のレッスンで1番多く頂く感想です。







「子供の時から知りたかったけれど、

大人になってやっと分かりました。嬉しい!!





という方も多くいらっしゃいます。





顔を付けて踊りたいのにやり方が分からない


という方、



多いみたいです。





ロシア人ダンサーのように
優雅に顔を付けて踊ってみたい

と思ったことはありませんか?





でも、どうすれば良いか分からない


そんな疑問にお答えします。







ということで、本日は「顔のつけ方」について


書きたいと思います。





さて、




一番はじめに知っておいて欲しいことは




顔の付け方には「喜び」と「悲しみ」がある



ということです。






日本人の方は、


無意識のうちに「悲しみ」の顔の付け方を多くしてしまっています。




例えば、バットマン・タンジュ  デリエールでつける顔の位置と言ったら分かりやすいでしょうか。



真っ直ぐに伸ばした頭の位置より、
少し前に倒した状態のことです。





本来、顔を前に倒す行為は


「悲しみ」の表現に使う顔の使い方です。






日本人は


あらゆる動作の時に頭を前に倒してしまっています。


それも無意識に。


「悲しみ」を表現しているとは思わずに。




例えば


腕をアンナバンからアラセゴンに持っていく時も



アロンジェからアンバーに持っていく時も



顔を少し前に倒して、付けていることがありませんか?


無意識のうちに「悲しみ」を表現してしまっている方が大変多く見られます。






皆さん、そんなに悲しいですか?




悲しくないですよね?





むしろ踊ることは

「喜び」ですよね?






つまり、


「喜び」の顔を沢山付けることこそ


顔を付ける時に最も知っておくべきことなのです!





「喜び」の顔の付け方。



それは、顔を少し反らせ、後ろに倒します。

それだけで華やかな印象になります。

まさに「喜び」のポーズです。





アンナバンからアラセゴンに腕を動かす時、


アロンジェからアンバーへ動かす時、


常に頭を少し後ろに倒して


「喜び」の顔の付け方で動かします。






顔を付ける方を学ぶ時は、

まず「喜び」と「悲しみ」を理解しておく必要があります。



まずはそれを分かっていることが前提で




次の学びに移行します。


つまり、第1ポールドブラを学びます。



上記のような順番で練習すれれば、



顔の付け方の理解が早いです。



顔の付け方のほぼ半分を理解出来たと言って良いでしょう。



ワガノワ・メソッドでは、


「喜び」
「悲しみ」
「第1ポールドブラ」


の顔の付け方がかなり重要になります。






それらを学び終えたら、

次に


あらゆるルールを学びます。



例えば、アラセゴンにタンジュする時の顔の付け方
(常に前を向いているわけではありません。横に顔を付ける時もあり、ルールがあります)


を学んだり、


アンデオールの手や
柔らかい手


と共に顔の付け方を練習したりすることで



さらに顔の付け方が分かってきます。



ワガノワバレエ学校で言えば、
1〜3年生の課題となります。







「文章だけでは良く分からない」



「実際やってみたい」



という方がいらっしゃいましたら、


12/1(日)のワークショップもあります。



顔の付け方をかなり理解することが出来ますよOK






皆様、「喜び」の顔の付け方を身に付け、


輝く踊りを手に入れてください照れ