昨日1月11日は

令和5年初の己巳の日

弁才天の御縁日でした







午前6時30分に

奥の院に向かう時の気温は

−6度でしたが







戻る頃には青空が

広がっていました










『弁才天』を『弁財天』とも

表記しますが、それは
才能が財産に通じるからで


 



才能を財産に変える弁才天は
財運や芸術、学問など
多種多様なご利益がある
神様として親しまれています






その己巳の
弁才天の御縁日が






仕事始め

そして

御詠歌のお稽古始めの日となり

気分が最高潮に

上がるのでした







早朝の御影堂と金堂前から

嶽弁天を遥拝します



オンソラソバテイエイソワカ







午後1時

まずは

御詠歌のお稽古場に

行きました







新人の私は

先生のご自宅で

マンツーマンのお稽古を

付けていただいていますので

諸先輩方にお会いするのは

久しぶりでした














ご高齢の方が多いのですが

皆さん大きく、しっかりした

艶のある美声で次々に

お唱えされます
















もちろん弁財天さまも







「何年お稽古したら

皆さんのように

唱えられるのだろう」



 




そのようなことを

考えながら

音符を目で追っていましたら

あっという間に1時間経ち

休憩となりました







皆さんから色々な物を

いただきましたが










残念ながら

時間切れとなり

仕事場へ

向かいました








春にアメリカ留学を

予定している

16歳と18歳に

「アメリカ留学の心得」として

英会話のほか

マナーや文化の違い

治安など気をつけなければ

いけないことを

教えています







「ショッピングカートに

バッグを置かないように!

よそ見したら盗まれます!」







「お釣りをもらったら

すぐにお財布に入れて

バッグに戻す!

いつまでもお財布を

持ったまま歩かないのよ」







「知らない人に時間を

聞かれても

わざわざ高価な時計を

見せない!そもそも

高価な時計は

始めから着けない!」







緊張感を持ってもらいたくて

少々大袈裟に注意していましたら







「先生…」








「先生は一緒に

来てくれないんですか?」







ズキンと心が疼きました







できることなら

留学中も見守ってあげたいと

思っていました







弁財天さま







私は御詠歌を自力で

なんとかしますので







初めて留学に行く生徒たちには

最善の学問のご利益を

与えてください








合掌