今日は琴城流の大正琴にゲストに出ております
鶴舞の公会堂です。
なかなか趣がある客席で、花道と所作台さえあれば踊りにも使えるんだけどね
洋楽中心の世の中だから、踊りのことまで考えて建設はしないわね
大正琴は昨年二代目家元が亡くなられ、次の代へと変わる過程の追悼公演です。
三代目になれるかどうかは数年様子見らしいですが、今日の会主演奏の「鏡獅子」は、よくやった
と言えるでしょう
琴城流の大正琴は初代から邦楽に力を入れてます。
そうは言っても洋楽がメインで、刺身のツマくらいに邦楽がある感じですが、彼女は邦楽のが好きで、どう考えても邦楽のがいい感じ(笑)
なので、お弟子さんが弾く曲も含めて全ての邦楽の曲を先代の家元ではやれなかった速度と邦楽独特の緩急をつけた、まんま長唄
というノリに私は改革しました
鏡獅子は有名な「髪洗い」という早弾きのところがあります。
弾いてる途中、こんなに速くて大丈夫かな、、、と思いつつ舵取りをしていましたが、見事に弾ききったので、私は嬉しかった
より激しく聞こえるように追ったり、たたみかけたりして弾いても、ついてきたところを褒めてあげたい
会主演奏が終わってしばらく会場の周りを散策して帰ってくると、彼女のお父さんが駆け寄ってきて、鏡獅子をいろんな人に褒められて、応援してると言われたと喜んで報告してくださいました
家元になれるかどうかの瀬戸際にそんな吉報は、めっちゃ嬉しすぎ
私もだけど、邦楽好きは洋楽さっぱりあかんから、今後はそこをどう克服するか、にかかってると言えるでしょう
その結果、つまり邦楽のターンが終わった後では、洋楽が遅く感じて、、、ただでさえわからない洋楽がロックでもバラードに聞こえるという副作用に
ほんと、私って音楽的センスないんやわぁ〰️(笑)
大正琴は左が鍵盤で右が弦楽器というところが素敵
持ち運びも簡単だし、私は好きです