一代一主の忠義犬・甲斐犬
もう、甲斐犬といえば、二君に仕えない猟犬ってイメージありますよね。
土地柄なのでしょうかね。
山梨県、甲斐と言えば『武田信玄公』ですね。
武田軍は大きな一枚岩と言われるほど、纏まった軍ですよね。
信玄公に忠節を誓い合った武将たちが強い。
甲斐犬もそんな気質を受け継いでいるかのような忠義の犬ですよね。
頑固とは、違うな。
猟犬気質が多く残っている甲斐犬は愛玩犬には全く向かない感じします。
甲斐犬がまとまれば、クマにも余裕で勝てそう。
海外に甲斐犬が忠義犬としてではなく、愛玩犬にしようとされるのを、山梨県を中心とした甲斐犬ブリーダー達が難色を示した為とやはり猟犬のため、欧米の家庭には向かない犬だそうで、日本国内門外不出のような状態になっているそうです。
まぁ。。。そうだろうな。
狩りする人あんまりいないし。
いるにはいるけど、お目にかかったことない。
鹿狩りをする職場仲間いたな。。。以前。
まぁ。。。猟犬はアメリカにもいっぱいいるし、わざわざ日本から連れてくる人もいないだろうから、仕方ない。
山岳地帯に生息してた甲斐犬は地面と同化できるような独特の毛色ですよね。
赤褐色、黒褐色の虎毛。
虎?
やっぱり、甲斐の虎・信玄公ってイメージにまたいってしまう。
こういう二君に仕えない犬から愛される飼い主ってすごい方が多いのだろうなって思います。
昔はこの甲斐の山岳で猟師と一緒に行動してたのでしょうね。
鹿を狩る際に助けになる相棒。つまりマタギ犬のように。
当然、ド素人の小生は飼えないどころか、近づく事さえ躊躇います。
格好いいけど、近くで見たいけど、警戒されるのがオチ。
我々人間には、というより、犬が好きな方にも大きく分けて二種類いると思います。
可愛いという定義を見た目にするか、実用的にするか。
異性でもあるでしょう?
顔で判断するか、中身で判断するか。
まぁースポーツ万能だからとか、頭良いからとか、優しいからとか、不器用でも守ってくれるからとか判断基準はたくさんありますけど。
可愛いのがいい!って方は甲斐犬には向いてませんね。
勇ましくて格好良くて、こんな犬に逆に頼りにされるような飼い主になるぞ!って方にはお勧めですね。
僕は、ただ。。。モフモフ犬が欲しいって単純理由が第一条件にしているので、向いていません。
飼えばまた変わるのでしょうけれど、飼うには最後まで責任を持たねばいけませんから、あえて向いてない犬を飼うのは、飼われる犬に失礼ですからね。
ただ、見てみたいって思います。
日本の犬って格好いいものね。
さて、話を戻して。
甲斐犬の特徴は頑丈な足腰、青黒い舌、そして褐色の虎毛。
性格は他人には大警戒。飼い主には激甘。
日本犬っていうか、スピッツ系ってほぼ、そこは一緒って感じですね。
散歩の際は他の犬に近づけない方がいいらしいし、ドッグランはなるべく避けた方がいいそうです。
トラブル防止でもあるのでしょうね。
他人、他犬に大警戒する性質ですから。
違う犬種との多頭飼いにも向いてないそうです。
うん、武士って感じする。
病気も老犬になってから起きる症状は、他の日本犬と同じようです。
皮膚病とか、白内障とか緑内障とか、悪性腫瘍とか。
これは、どの犬でも老犬になったら起きる症状ですよね。
うーん、病気の事を思うとね、悩ましいけど、家族になるわけですから、一緒に現実の問題として一緒に最後まで過ごしてあげるのが、真の愛犬家の道だと僕も思いますよ。
愛犬家の皆さんの仲間入りを早く果たしたいものです。