一昨日、私の中で小さな風が吹きました
この風は、多分私の心をそちらの向きに変える事はできないけど、なにかのきっかけになりそうな、そんな風でした
私には、好き、とまでは行かないけど、憧れに近い好意をもっている人が居ます
それは同い年でバイト先の先輩の女性で、幸と言います
幸は、とても真面目で正直キツイと言われる部類の性格で、私の友人の1人も毛嫌いしています
しかし、私は幸に好意を持っています
もちろんその友人にはその事は言っていません
幸はハキハキと厳しい事を誰に対しても言いますが、幸のソレは常に誰かを思っての事で、自分にも全然甘くありません
私が思うに、それは大きな優しさの裏返しなのではないでしょうか?
そして、一昨日はバイト先の卒店パーティーでした
私達は、チーム対抗でボーリングをしてから食事に行く予定でした
ボーリングのチーム分けは、偶然にも私と幸は同じチームでした(チームはマネージャーの独断と偏見で決められました
しかし、正直私は仕事以外の場合、幸にどう接していいのか今一分からず、たまにしゃべったりはするものの、そんなに仲良しではありませんでした
むしろ、友人が幸を毛嫌いしているので、私も一緒とまではいきませんが、私も幸の事をそんなに好いてないと思われている感じまでします
更に、私は実は、ガーターレール無しでボーリングをするのが初めてだったのです
なぜかというと、私は小学校の子供会以来、全くボーリングをする機会が無かったからです
なので、最初の6投球は全てガーターで、0が3つも並んでしまいました
それを見た幸は、もう諦めたような雰囲気でした
しかし、そこから私は変わりました
次はいきなり8本倒し、2投目はガーター
そのつぎは9本倒して、2投目でスペアでした
私は元々運動神経はそんなに悪くないので、要するに足りないのは経験でした
その辺りから私はボーリングと言う競技に慣れ、2ゲーム目ではそこそこな点数まで行きました
もちろん、私達のチームは優勝
私は景品にクリスタルチェスをもらいました
このチェスは、見た目も綺麗で前から欲しかったので嬉しかったです
それに、幸もコブタのティッシュカバーをもらって、嬉しそうにしていました
私達は次に、夕食の会場へと向かうため、車で移動しました
車の免許を持っていない私と幸は誰かに乗せてもらうしかないのですが、最初の店舗からボーリング場へは違う車に乗りましたが、2回目の移動は一緒でした
幸は、移動中そのコブタをずっと抱えていました
私達は、もらったお菓子の中から2人の苦手なスナック菓子を後輩にあげ、そのまま皆で好き嫌いの話などをしていました
そして、夕食
場所はイタリアンのお店
私と幸は同じテーブルの斜め向かいでした
私は、食事を済ませると幸も居なくなってしまい、退屈なので友人とピッツァを作る工程を見に行きました(見学できるようになっていました
それも適度に語り合ってから席に戻り、私は適当におしゃべりをしていました
すると、バイト仲間の2人が急に私の所にやってきました
そして、何を言い出すかと思ったら、
「この中でもし、付き合うとしたら誰?」
私は驚きました
彼女達曰くは暇を持て余してのことだそうですが、そこもホントかどうかは定かではありません
そして、私は、つい、言ってしまいました
「・・・・・幸さん、かな」
彼女達は驚いた様子でした
多分予想外の返答だったんでしょう
しかし、彼女達に意図があったかどうかは分かりませんが、その瞬間、何かが吹っ切れました
私の中に、小さな風が吹きました