カンボジアの首都プノンペンへ口座開設ツアーに行ってきました!
〜その2〜
昨日は一日中移動だったので結構疲れが溜まっていました。
OHANA HOTEL の朝食は7階屋上のビュッフェ
サラダ、フルーツ、中華のおかずが5,6種類、ミニクロワッサンや様々な種類のパン、マヨネーズとドレッシングはやや甘めだけどビネガードレッシングは美味しい。テラスからは川が眺められ、ゆったりした雰囲気の中でアジア&ウェスタンな朝食が取れる。その先にはジャグジーもある。
食後に部屋でゆっくりしてから午後1時ごろにPPC銀行へ
(プノンペン商業銀行)
宿からトゥクトゥクで往復で6ドル。
口座開設は今年から更に厳しくなり、パスポート以外で日本または海外で働く者は雇用証明書の英語版が必要。
私の場合タイに会社があり、それに付随したワークパーミットもあるのでパスポートと労働許可書さえあれば口座開設ができると思っていました。2年ほど前から知り合いがカンボジア内の銀行で次々と口座を開設していて、友人曰く「パスポートさえあれば口座が持てる」「ビジネスビザも簡単に買える!」「ここは全てカネで買える国やで~」と哄笑していましたし(笑)「私もせっかく隣国のタイにいることだし、これは乗っからなあかんわー」と思い立って既に2年。
ところが現状は厳しく、この2年の間に制度もどんどん変わり、一昔前まで年間7%だった利息も今や5%に引き下がっていましたとさ。それでも5%!されど5%!毎年何もしなくても預金するだけで5%の利息が付く。例えば銀行もしくはたんすに100万円が眠っているとしたら、そいつが毎年5万ずつ増えていくという日本では考えられない数字。預金はドル建てなのでもちろんドルが極端に下がったら自分の貯金も下落するけど、、、ううん、そこで怖じ気づいたら何も変わらないままだしここは一つ旅という名の賭けに出るかな(笑)
2019年2月12日現在のプノンペン商業銀行口座開設に必要な書類
(カンボジア国外に住む人向け)
○パスポート
○会社の登記簿(名前と会社名が記載された書類)の英語版
または雇用証明書(会社から発行された書類)の英語版
これらがないと新規口座開設は不可能と言われた。
「これで証明になりませんか?」と写真入りのワークパーミットを見せたが、あいにくタイ語で記載されているため、弁護士や通訳会社から発行された英語版が必要と言われた。今回の口座開設は諦めて、タイに戻った際に改めて英語版の書類を銀行宛てにメールで送り、確認してもらってから再度トライという流れでほぼ諦めかけていた。ここまでで約1時間経過(なぜに?汗)
ダメ元でタイでの自分のポジションや労働許可書の説明などを交えながら世間話しをしていたら、日本人スタッフの女性も元々バンコクに住んでいたらしく「タイで暮らすって意外に大変ですよね~」なんてタイ話で軽く打ち解けてきた矢先、スタッフの方が「現地スタッフにワーパミ(もちろんタイ語)を見せて直に確認をしてくる」と席を立ち、待つこと15分。
半ば諦めかけていたその瞬間、、、
「こちらで大丈夫です。口座開設ができます!」と笑顔で戻ってきた。
(ラッキー!!!(⌒▽⌒))
ワーパミとパスポートを渡して書類を作成している間に、銀行の向かいにあるWing(中国人経営の闇両替所)で円からドルへ両替。ここの両替所は闇だけあってレートが良い。(別の両替所で1ドル84円がここでは89円だった)
定期預金は最短で3ヶ月間で3%の利息から、最長で60ヶ月(5年)で6.75%
銀行からもらったパンフレットに詳細がありました。
パンフレットの画像をあげたいのだがネットがいまいち動かず(汗)
(近いうちにアップします)
もしドル建て定期預金を1000万円で組むのなら、たった3ヶ月間で30万近くも利息が増えるってことよ〜!?
カバンに現金を入れ、念には念を入れてカバンの上からジャケットを着てスリから身を守る。汚い両替所には6人くらい皆話しながら現金を数える。どいつも怪しい(苦笑)黒いTシャツのギャング風の兄ちゃんが私と同じタイミングで席から立ち上がった。もしやこいつがスリということもあり得る!と自分以外全員を敵と見なし、ギャングたちを鬼のように睨みつけた。するとその二人組は横付けしてたピッカピカの白いBMWの四駆に乗り込み、さっさと消えていったとさ。はははは、私なんか兄貴たちの足元にも及ばない!地元の金持ちだったなら最初っから言ってよ~、神さま!安全で平凡な日々よありがとう!
そんな空想を元に、銀行に戻った後も様々な書類にサインをして、ここからさらに20分。銀行の外へ出ると、かなり待ちぼうけを食らったトゥクトゥクの兄ちゃんだったが、嫌な顔一つせずに私たちを笑顔で迎えてくれた、「奴、できてるな~」今回の旅で感じたこと。彼を始めカンボジア人全体に言えることは、みなさん温厚で真面目で親切、なんとなく日本人気質に似ていてとっつきやすかったです。
結局1時間半くらいかけてようやく銀行口座と定期預金を開設できたってわけだ。
おさらい
2019年2月12日現在のプノンペン商業銀行口座開設に必要な書類
(カンボジア以外に住む人向け)
○パスポート
○会社の登記簿(名前と会社名が記載された書類)の英語版
または雇用証明書(会社から発行された書類)の英語版
○カンボジアの労働許可書を100ドルで買えるという噂もあるので、ノマド、フリーランス、無職、主婦などの皆様はこの辺を当たってみてもいい(かも)あくまでも噂なので一切の責任は負いません。わたくし徹底してリーガルな2019年であります、はい。
満期解約後に利息に税金がかかります。
居住者用の口座は利息に対する税率が6%
これに対し非居住者は14%となります。(私の様なケース)
住居の契約書があれば6か月以上住んでいる在住者は居住者口座がお薦めです。
その他、リスクなど
○リスクもあるので、完全自己責任でお願いします。
○預金引き出しや変更等、現地でしか手続きできないことも多くあるので、事前に日本人スタッフからの説明をきちんと受けておいてください。口座開設の為だけにカンボジアへ行く場合は特に日本人スタッフに連絡をして詳細を聞いてからをお勧めします。
○日本と異なり、カンボジア内の銀行には今の所ペイオフ(預金保険)がございませんのでご注意ください。
○為替レートによりドル建てによる損失もあります。
興味のある方はぜひ!
プノンペン商業銀行(PPCB)
営業時間
月~金 8:00~16:00
土 8:00~12:00
日オフ
https://www.ppcbank.com.kh/