オリーブの木
雨が降り 地がうるおされ 翌日は 太陽が照る
植物にとっては 絶好の成長の時
我が家に オリーブの木が 2本ある
10数年前 一日バス旅行で 小豆島に行った
小豆島には オリーブの木が 至る所にあった
聖書的な木 と云う事で 主人は 2鉢買った
レジ袋に2鉢が 余裕で入るぐらいの 小さな物だった
何年間か 鉢のままで 育てていた
緑が濃くて 一年中 生き生きとした葉を 付けていた
夏はもちろんの事 冬でも外に出したままでも
弱ることなく 常緑樹としての 風格を持っていた
聖書 ノアの箱舟 のところで オリーブの葉っぱが
出てくることを考えると 天地創造の時から
今に至るまで 廃ることなく 生き続けている植物
鉢植えから 何年かした頃 背丈も伸び
枝を伸ばし 葉っぱも 成長して来たので
毎年は 南に面した 部屋の外に
よしずのたてすを 日除けとして 設置していたが
そこに 少しの土があるので
オリーブの木を 植えたら 日除けになるのでは
と思った主人が 鉢から取り出し 直植えにした
直植えにしてからの 成長には
目を 見張るばかりで グングン 伸びた
もうその夏は しっかりと日除けの役割が 成された
ある年は オリーブの実もなり
少しばかりの 収穫も得た
(適切な使い方が わからなかった)
ここ 2,3年前から 益々 成長し
大きくなり過ぎた枝を 切らなければ ならなかった
木というのは 切れば 又その所から 倍になって
枝が伸び 葉が茂っていく と聞いて
スゴイ生命力を 感じた
今年に入って 部屋の日除けどころか
横にある ガレージにまで 枝を伸ばし
葉を茂らせ
車の出し入れに 擦るようになって来た
その都度 枝を切っていくが 根っこ部分も
大きく 太くなってきた
12年前に イスラエルに行った時
ゲッセマネの園の オリーブの木を 見たことがあった
大きな根っこが 盛り上がり
2、000年前から あったのか
ここで 受難前に イエス様が祈られたのか
と感慨深い思いになった事が 思い出された
又 オリーブは 聖書にも度々出てきて
いろんな メッセージが 語られている
オリーブは神の民 イスラエル に例えられている
選民 イスラエルが 神の祝福を受け
終わりの時代に
神の民となる事を 神は願っておられる
しかし いまのイスラエルには 心痛めている人は多い
我が家の オリーブの木が 大きく育った事は
感謝な事であり 神の恵みを
身近に感じられているが
現代の 世界が 神が創造された 真の人間の姿
から ほど遠く離れている事を 思う時
オリーブに 接ぎ木された 私たち 異邦人にも
神に立ちかえる 機会が与えられて 感謝だ
この終わりの時代に 一人でも多くの人々が
主の救いに 立ち帰れるようにと
祈っていきたい