最強アスペ夫と出会ったせいで、私の人生は大きく変わってしまった。
私の身体がどのようにして蝕まれていったのか、カサンドラ症候群に陥っていくまでの過程を今一度振り返ってみる。
最初に異変に気付いたのは、まだ最強アスペ夫と付き合っている頃のこと。なぜか頻繁に頭痛が起こるようになっていた。でもその時はまさか、【頭痛の原因=最強アスペ夫】というふうには結びついていなかったので、夢にも思っていなかったので、謎の頭痛に悩まされる日々がストレスであった。
恋愛中の私は頭の中がお花畑だった。今ならこんなに分かるのに…なぜ気付けなかったのだろう…悔やんでも悔やみきれない。
その次は、結婚したての頃のこと。相変わらずの頭痛に加え、目眩も度々起こるようになっていた。不調に苦しむ日々が続いていたけれど、最強アスペ夫は何もしてくれなかった。結婚してから3年間、気付けば夏になると必ず入院をしていた私。
さすがの私も、この体調不良と最強アスペ夫の存在が無関係ではないということに薄々気付き始めてはいた。とはいえ、当時の私には何もできなかった。何も変えられなかった。
30歳を過ぎてからは、またいくつか新たな症状が加わり、体調不良はさらに悪化していく一方であった。不眠症になり、何もないのに急に不安感に襲われたり、夜になると心臓が苦しくなって目が覚めたり…そんな地獄のような日々が続くようになった。頭がおかしくなりそうだった。
2人目の子を妊娠して出産間際という頃、これまでよりももっと酷い目眩に悩まされるようになった。でもこの時は、これは妊娠による何かしらの影響だと思い、そこまで重く捉えずに産んだら治るだろうくらいの感覚でいた。
ところが、出産を終えても目眩が治ることはなく、快方に向かう兆しも全くなかった。そのまま何十年と同じ状態が続き、どれだけ検査をしても原因は不明のまま、今現在にまで至る。
目眩持ちになってしまうと、目眩そのものが辛いだけではない。日常生活に何かと支障をきたすことが増えるため、そのストレスからメンタルまでやられてしまう。心が病む。本当に苦しい。
そうこうしている間に、会食恐怖症にもなってしまった。現代でもマイナーな精神疾患とされる会食恐怖症。当時はそんな病名すら存在しなかったため、誰にも理解してもらえずに1人で辛い日々を送っていた。
分かりやすいところで言えば、最強アスペ夫の実家での会食がとても苦痛になった。嫌で嫌で仕方なかった。そのうち、そういった症状はどこででも現れるようになり、ついには自分の実家へ帰ることすら億劫になっていた。
どうしたものかと悩み苦しんでいたのだが、その頃はまだ『心療内科』というものが地元にはなかった。そのため、自分がどこへ行けばいいのかも分からず、総合病院のありとあらゆる科を回った。藁にもすがる思いだった。
しかし、どの科に行っても原因は見つからず、最後には医者も匙を投げた。弱っている患者に対して「この薬を飲んでおけばいいんじゃない?」と軽く言い放った。適当な診断と処方をされた私はますます落ち込んだ。また一つ、人生に絶望した瞬間であった。
それから数十年が経ったある日のこと。相変わらず心身の不調に悩まされながら生活している私のもとに、驚くようなニュースが飛び込んできた。テレビだったかネットニュースだったか、もはや記憶は定かでないが、とある言葉が世間で話題になった。そう、それが【カサンドラ症候群】だった。
チェック項目にも目を通したところ、身体的症状・精神的症状ともにほぼ全ての項目に当てはまっていた。その結果、夫がアスペルガー症候群であること、そして私がカサンドラ症候群であることを認識した。何十年もの時を経て、私は立派なカサンドラ症候群になったのである。
ただ、この出来事で何かが変わったわけではない。ニュースで知り、記事を読み、腑に落ちただけのこと。それで救われたわけでも、気が楽になったわけでもない。もはや最強アスペ夫から逃れる気力も体力もない私は、ヤツがのうのうと生きている限り、今日も明日も明後日もその先もずーっと、この地獄のような苦しみとともに生きていかなければならないのだ。
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夫が妻の名前を呼ばないあの現象…いったい世の中の既婚女性の何割が経験しているだろうか?ちなみに私もその一人である。
ウチの最強アスペ夫は、私の名前をまともに呼んでくれたことがない。よくよく考えてみたら、交際期間ですらそんなに名前を呼ばれていなかったかもしれない。ヤツは結婚前からすでにそういう男であった。
あえて妻の名を呼ばないのか、それとも呼べないのか、よく分からない。ただ、最強アスペ夫の性格上、根っからのシャイ気質であるのは否めない。そのせいなのだろうか?
さらに酷い話でいうと、呼べないのは名前だけではない。他人に私を紹介する時でさえも、名前はもちろんのこと、『僕の彼女なんだ』『私の妻です』『ウチの奥さんが…』と普通のテンションで言えたことがない。何がそんなに恥ずかしいの!?私はアンタの何なのよ!?ホントにもう…かなりの異常者である。
かつて、子供たちがまだ小さかった頃、どさくさに紛れてヤツも私を『お母さん』と呼んでいた時期があったような気もするが…それにしたってありえない!私はお前のお母さんではないからな!!
普段の生活においては、当たり前のように『おい』『なあ』『ねえ』『あのさ』と人を呼びつけては、平気で会話を成立させようとする。実に腹立たしい。私は『おい』でも『ねえ』でもないわ!ちゃんと名前があるんだよ!呼べや!ヽ(`Д´)ノ
距離的な問題で起こる事件もある。ある時、何やら用事があったらしく、玄関先で私を呼んでいた最強アスペ夫。何度も何度も大きい声で『おーい!』と叫んでいた。でも、私としては誰に用事があって呼び叫んでいるのか分からなかったので、あえて応答しなかった。すると案の定、逆ギレする始末。なぜすぐキレる?
これはほんの一例に過ぎない。同じような感じで、お互いの姿が見えない遠い場所から『おーい!』『あのさー!』と私を呼ぶことが多々ある。その都度、聞こえなかったりして応答しなければ、『なんで返事をしないんだ!』『どうして来ないんだ!』と怒ってくる。とことん身勝手な男なのだ。
ある時、最強アスペ夫に対して【私に話しかける場合は必ず名前を呼ぶこと!】という義務を課してみた。一定期間、強制的に呼ばせてみたのだが…とてもぎこちなかった。何十年も呼んでいないとこうも酷いものかと呆れてしまった。
そのうち定着するだろうと思い、しばらく続けさせてはみたものの…結果的に、何度呼んでも慣れることはなく、常によそよそしく、一向に安定することはなかった。またしても私の敗北であった。ヤツにできるわけがなかったのだ。ホントに無駄な時間と労力を使ってしまった。こうして私は毎回後悔している。
私が『もうダメだコイツ…』と最強アスペ夫に対して諦めを覚えていた頃、もうヤツもなあなあになっていた。フェードアウトしていくかのように、徐々に私の名前も呼ばなくなり、そしていつの間にか元に戻っていた。どうしようもない男である。
そして今現在もなお、最強アスペ夫は意地でも私の名前を呼ばない。この先も死ぬまで呼ぶことはないだろう。ずっと『おい』『なあ』『ねえ』『あのさ』…だけが響き渡る我が家。虚しい夫婦関係である。
人生100年時代と言われている昨今。
そういう意味では私も最強アスペ夫もまだ若い?のかもしれない。しかし、そうは言っても高齢者の枠に入ってきていることに変わりはない。事実、まだ命に関わるような大病は患ってはいないけれど、やはり年齢的な衰えはひしひしと感じている。少なくとも私は、この先の老後が心配である。
ところが、こんな時でも私とは正反対の位置にいるのが最強アスペ夫。ヤツは考え方もいつだってポジティブ。孫が2人もいるいい歳したジジイなのだが、身体も心も常に若い気でいるのだ。どこからそんな自信が湧いてくるのやら。羨ましいというより、むしろ呆れる。どういうつもり?って感じ。
確かに、最強アスペ夫を見ていると、年齢のわりには?元気というか活動的ではある。仕事はほとんど息子に任せっきりで、そういう面では怠そうにしているが、趣味のゴルフのこととなるとバイタリティーに溢れている。見た目も中身も昔に比べたら確実に老いている。私から見れば十分おじいちゃんやん!と思うことも多々ある。にもかかわらず、まだどこにそんな元気が残っているんだ⁉︎と思うくらい、ゴルフに行く時だけはフッ軽なのだ。
さすがに免疫力も低下しているのか、昔よりは体調を崩すことも増えてきた。しかし、ヤツは自分の身体が若い頃と大して変わっていないと思い込んでおり、己の体力を過信している。ここ数年、無理をしては倒れるというサイクルを繰り返しているのだが、その根本的な原因が『老い』だということを認めないのである。
体調不良を起こす度に、病院に行くよう説得してはみるのだが、断固拒否する最強アスペ夫。馬鹿の一つ覚えのように「いっぱい寝て汗を出せば治るんだ!」と言ってひたすら布団に潜っている。未だに根性論で治そうとするアホなのだ。病院に行けば、おそらく老いを指摘されてしまう。それを受け入れたくなくて必死なのかもしれない。この期に及んで往生際の悪いヤツである。
夫婦共々、今のところ命に関わるような、特別どこか悪いところがあるというわけではないが、常にどこかしら不調は抱えている。今は元気なつもりでも、いつ何が起こるか分からない。だからこそ、健康寿命という意味では、そろそろ終活を考えてもおかしくはない時期だと私は思っている。でも、そんな私の心配をよそに、相変わらず能天気な最強アスペ夫。
『年齢的にも、本気でいろいろ考えていかなきゃいけないんだよ!』と、腰を据えて真剣に老後のことや終活のことを話し合いたいのに、全く相手にしてくれない。口を開けば「俺はまだまだ死なないから!笑」と、まともに人の話を聞こうともしない。常日頃から、『自分はまだまだ若い!』『元気いっぱい!』『死ぬなんて、ずっとずっと先のこと!』と思っているのだ。つくづくめでたい男。
そんな最強アスペ夫に対して、お墓の話など以ての外。そのような話を持ち出そうものなら「そんな暗い話はしてくれるな!」と真剣に怒って拒むのだ。現実問題として、夫婦で真面目に話し合わなければならないことなのに、まともに取り合おうとしない。少しでもそういう話をすると、「だから俺は死なないんだよ〜」の一点張り。いつもそうやってはぐらかされるので、話が全く進まない。非常に困っている。
アスペだからなのか、それは全然関係ないのか、とにかくヤツの気持ちが読めない私。『死』への恐怖があるのかないのか、それすらもイマイチ分からない。何十年連れ添っても謎である。私が見ている限り、最強アスペ夫の辞書に『老後』という単語は存在しない。むしろ、本気で不老不死があり得ると思ってるんじゃないの⁉︎バカじゃない⁉︎と突っ込みたくなるような言動ばかり。
頼むから、自分の人生をもっとしっかり見つめ直してくれ!少しでも、息子や娘に迷惑をかけないように、老後についてちゃんと向き合ってくれ!ほとんどご隠居生活で暇なんだから、『俺はまだまだ死にませ〜ん!』なんてふざけたことを言ってないで、とっとと終活を始めろ!あーイライラする!
今の時代、どこの地域でも、どこの家庭でも、ゴミの分別をするのは当たり前。我が家では、大まかに分けると【可燃・不燃・プラスチック・古紙・ペットボトル…】といったところだろうか。それぞれに専用のゴミ箱であったり袋が設置されている。…されているというか、私がセッティングしている。
よって、あとは個人の判断で分別して捨てればいいだけの話。たったそれだけのこと。小学生の孫でさえ、数回言えば覚えてくれる。ところが、ウチにはそんな当たり前のことができない大人が1名存在する。最強アスペ夫よ…なぜだ?なぜなんだ?(´Д`)
もちろん、何一つできないというわけではない。最強アスペ夫はロボットでもあるため、基本的なことは一度言えばすぐにインプットして誰よりも規則的に動く。ただなぜか、いつまで経っても覚えられない、何度言っても分かってくれないことがいくつかある。その中でも特に一番酷いのが、プラスチック製のゴミの分別についてである。
最強アスペ夫の昼食スタイルは様々。1人で外食したり、仕事の関係で会食に行ったり、時には私たちと同じものを食べたり…日によって異なる。しかしその中でも一番多いのは、スーパーやコンビニに行ってお弁当を買って食べるケースである。そしてこの時が一番厄介なのだ。
ヤツが買ってくるお弁当の容器は、ほとんどがプラスチック製のもの。ということは、普通に考えれば食べ終わった後にやることはひとつ。ちょっとした汚れを水で洗い流し、程よく水を切ってプラスチック専用のゴミ箱に捨てる。何も難しいことはない。ところが、それができないのが最強アスペ夫。ほとんどスムーズにいった試しがない。なんでかなぁ…?
毎回お弁当を食べ終わった後、ヤツと私の間ではお決まりのやり取りがある。空になったプラスチック弁当容器をわざわざ私に見せに来ては、「これ、プラスチック専用のゴミ箱でいい?」と当たり前のことを必ず聞いてくる。それに対して私は「うん、それでいいよ。」といつも呆れながら答えている。毎度この流れに付き合わされるため、非常に迷惑している。
まぁ稀に?ではあるが、容器の汚れ具合によっては可燃ゴミとして扱うこともなくはない。でもそのせいだろうか?私の判断基準が分からないために最強アスペ夫は迷うらしい。だとしても、そんなことは自分で考えて決めてくれ!いい大人なんだから!それに私の判断基準だって、けっこうアバウトなものだったりするし。いちいち気にされたらたまったもんじゃない。
ある時はこんな事があった。ちなみにこのエピソードは私が知らないところで起こっているので、娘が見た一部始終である。
お弁当を食べ終わった最強アスペ夫は、空になったその弁当容器が"プラスチック専用のゴミ箱"でいいのかどうか、いつものように私に聞こうとしていた。ところが、たまたま私がその場にいなかったため、ヤツは困ってただただ突っ立っていた。しまいにはブツブツと「これはプラかなぁ?可燃かなぁ?」と独り言をつぶやく始末。その姿を見ていた娘はイライラしていた。
ただ、娘もなかなかの意地悪なヤツで。正解を知っているくせに、父親に助け舟を出さなかった。そうまでしてでも父親と会話をしたくないのである。笑
その間、アホみたいに右往左往する最強アスペ夫。私が戻ってくるまで、私に確認が取れるまで、意地でも待つし、絶対にゴミ箱に捨てようとしない。ちょっと娘に聞けばいいものを…バカみたい。お前はそんなに娘が怖いのか!?私には1ミリも気を遣えないくせに、何をそこまで娘に気を遣うことがある!?情けないというか、ここまで来たらもはや気持ち悪いわ!
結局、私が戻ってくるまで待ち続けた最強アスペ夫。そして、戻ってきた私の顔を見るなり「おう!これはプラスチックか?可燃か?」と聞いていきた。私が「プラスチックでいいいよ。」と言うと、「ふーん、プラスチックね(・∀・)」と気持ちよく納得してゴミ箱に捨てていた。普通なら1秒で終わる作業に15分以上かかった変人。この一連の流れは実に奇妙な光景であった。やはりアスペのやることは理解不能である。
毎回毎回、私にとっては謎の質問でしかないプラスチック問題。いつまでこんな生活が続くのだろうか?最強アスペ夫はどうして自分で判断できないのだろうか?一生人任せにするつもりだろうか?本当に困ったものだ。
最強アスペ夫は定期的に一人でスーパーに行く。昔は頼んでも行ってくれなかったザ・昭和男が、今では喜んで行く。いつからか、自分の好きなお菓子や飲み物を好きなだけ買える一人の時間が楽しみになってしまった。
ヤツは一人で買い物に行く際、だいたい私に声をかけてくる。「スーパーに行くけど、何か買ってこようか?」と。良かれと思って言っているのだろうが、私としてはありがた迷惑である。これまで、頼んだところでまともに買えた試しがない。事細かく伝えないと『なんで!?』となるような信じられない物を買ってくる。
無駄なコストはかかるし、余計な手間も増える。なので、そんな最強アスペ夫には基本的に買い物を頼みたくないのだ。頼むとすれば、分かりやすく且つ男手が必要な『水』や『米』くらいである。それ以外は期待していない。
つい最近も、最強アスペ夫が一人でスーパーに行く機会があった。いつも通り、安定の『何か買ってこようか?』のフレーズが出たので、ちょうど欲しかった『水』と『米』だけお願いした。すると、今年イチ!?かもしれない事件が起きた。
スーパーから帰ってくるなり何やらヘラヘラしている最強アスペ夫。水と米はちゃんと買えていたので、特に問題はないと思っていたのだが…次の瞬間、ありえない光景が目に映ったのと同時に、信じられない言葉が飛んできた。
水と米を運んだ後、突然【みょうが】と【さくらんぼ】を手にした最強アスペ夫。アホみたいな顔で「買ってきた!ヽ(´▽`)/みょうがは膵臓がん予防になるらしいんだよ!さくらんぼはアトピーに良いんだって!」と言ってきた。続けて、「みょうがはさ、そうめんとか味噌汁にでも入れたらいいよ!」と当たり前のように言うのであった。
カッチーン!!( *`ω´)さくらんぼがアトピーに効くだと!?そんなことどこで調べたんだよ!?ていうか、皮膚科で処方されてる薬さえまともに効かないのに、今さら自然食品でお前の酷いアトピーが治るわけないだろ!…まぁでも、さくらんぼはどうでもいいわ!勝手にせぇ!そんなことより、問題はみょうがじゃ!!
強行突破にもほどがある!『そうめんとか味噌汁にちょっと入れればいい』だと!?ふざけんなよ!それ、誰がやるんだよ!お前が自分でやるのかよ⁉︎やらねぇよな⁉︎ホントありえない!マジで信じられないんだけど!
みょうがの保存処理は?こんなの、通常2,3日しか保たないけど?そういうことも何にも知らないで、全部私にやらせるつもりだよね!?丸投げだよね!?バカじゃないの!?
こんなヤツのために、わざわざご丁寧に長期保存の処理などしたくもない。やるわけがない。最低限、ただ刻んでタッパーに入れておいただけ。あとは『いろんな料理に合わせて食べれば?』と言わんばかりに、食事の度に食卓にタッパーごとみょうがを出してやった。
そしたら案の定、不服そうな態度をとる最強アスペ夫。ひょっとこみたいな不思議な顔をして「えっ?みょうが、どうやって食べればいいんだよ?」と偉そうに文句を言ってきた。当然のように、私が何かみょうがを使った料理をしてくれるものだと思っているのだ。どこまでもおめでたい男!!
ヤツの言葉にイラッとしたので、「薬味なんだから、何とでも合わせて食べなさいよ。」と突き放してやった。困ってしばらく固まっていた最強アスペ夫。しかしその日はたまたまラッキーなことに、夕飯の献立に酢の物があったため、ヤツは酢の物にみょうがを添えて一緒に食べるという方法をとった。酢の物に感謝しろ!
でも、最強アスペ夫はこれで黙るような奴ではない。口を開けば『味噌汁、そうめん、うどん…味噌汁、そうめん、うどん…』と私に聞こえるような声量で、呪文のように唱えるのだ。味噌汁、そうめん、うどん…これらにみょうがを入れて食べないと、自分の掲げたメニューをコンプリートしないと、どうしても気が済まないのである。
あーもう!うるさい!なんやかんや言ってるけど、結局はそうめん・うどんが食べたいだけだろ!!もちろん、自分で用意する気などさらさらない。私に作らせる気満々でいる。ヤツはただただ遠まわしに『食べたいなぁ…』というアピールをしてくるだけ。ウザい!しつこい!ムカつく!
生ラーメンセットの件だけでも、かなりイライラさせられたのに…今回のみょうが事件はそれを超えてきた。怒りのバロメーターがぶっ壊れた。ここまで殺意が芽生えたのは久しぶりである。