有岡 真
自然食生活術―こころとからだに響く食の知恵


私が食品を買うときは生協の個人宅配を利用しているのですが、最近、大豆油の内容が変わっています。
オーストラリアが干ばつの被害に遭っているため、遺伝子組み換えでない大豆が採れないということで、今は大豆が遺伝子組み換えかそうでないか分別しない状況で生産した物しか提供できないそうです。
参考:http://www.afpbb.com/article/1576928

そもそも食の安全に関して熱心なはずの生協が、なぜ原料の調達地や原料の質のこだわりを捨てて商品を提供することに頑張るのかわかりませんが。
こだわりの商品がなければ、当分の間、スーパーで買い物でも私は構わないのです。

それよりも、原料が揃えられない間の姿勢ではないのかとも感じます。
他を求めていくことは短期的には対策になりますが、いずれ限界が来るでしょう。
アメリカやカナダが絶対に干ばつに遭わないとは言い切れないですし。

これを機に国内でもっと大豆を生産できるように働きかけることもできたのではないかと思います。
今こそ国産の大豆製品は以前に比べて増えてきたように見えますが、油が生産できるくらいの量はまだまだなのかとも感じます。
ここで油の生産ができるまでに大豆の生産が上がるような姿勢を取れば、長期的に見てよい方向に向かっていくのではないのでしょうか。


一方、生協以外でも、農業にこだわり、国内の自給率を上げる姿勢のあるところもあるようですね。

株式会社日本ベジフルーツでは、有機農法・減農薬・減化学肥料で、国内の厳選された農家で「べジフルーツ」を生産しています。
国産にこだわることで、国内の自給率を上げていく姿勢を持っています。
そしてベジフルーツは甘みがあって、栄養価も高いようですね。
国内でそのような魅力的な野菜を遺伝子組み換えも利用せず、農薬も殆ど使わないで作り上げる技術には頭が下がります。
日本の農業にも匠の技能が生かされていると感じます。

尚、べジフルーツは無農薬野菜や有機野菜を主に取り扱っているナチュラルハウスの青山店、吉祥寺店、港北東急店で販売されています。
こだわりのある野菜なので、多少値段は張りますけれどね。
ホームページでも注文することができます。